アラブ首長国連邦(UAE)拠点の取引所ビットオアシス(BitOasis)は、金融規制当局らから仮承認を得た。ブルームバーグが5月13日に報じた

ビットオアシスは先の発表で、今年中にUAEの首都アブダビに拠点をおく国際金融センター、アブダビ・グローバル・マーケット(Abu Dhabi Global Market:ADGM)から正式なライセンスを得たいと報じられていた。同社は2015年設立。マルチシグネチャ技術を使用するデジタル通貨ウォレットとして、中東エリアで初めて承認されることになるとしており、オラ・ドウディン最高経営責任者(CEO)も、「承認された最初の取引所のひとつになることを期待している」と述べていたという。

ブルームバーグの今回の報道によると、ビットオアシスは4月にADGMから仮想通貨プラットフォームとウォレットの運営に対する仮承認を得たという。正式なライセンス取得に当たっては、今年後半のうちに具体的な技術面および運用面の条件を満たす必要がある。ドウディン氏は以下のように述べている。

「これは非常に大きなマイルストーンだ。我々は合法性が認められ、規制を受けた金融事業体との連携ができるようになる。サウジアラビアなど同地域の他の規制当局とも連携できる。総括的に、同地域における我々の成長を促進し、仮想通貨分野の合法化し、同市場における我々の範囲も拡大するだろう」

 

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版