ビットコインマイニング企業であり、イーサリアム保有戦略を推進する上場企業ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズは、190万ETH近くを保有していると発表した。これは流通するイーサリアム供給量の1.5%以上に相当する。

火曜日の発表によると、ビットマインの保有資産はイーサリアム186万6974ETH(全供給量の約1.55%)、ビットコイン192BTC、現金6億3500万ドルで、総資産額は89億8000万ドルに達する。

ストラテジックETHリザーブのデータによれば、ビットマインは現在世界最大のイーサリアム保有企業であり、ETH保有額は81億ドルを超える。第2位はシャープリンク・ゲーミングで、保有量は79万7700ETH(約34億3000万ドル相当)となる。

ビットマインのETH保有チャート Source: Strategic ETH Reserve

この発表を受け、市場は好感している模様だ。グーグルファイナンスのデータによると、ビットマインの株価は44.13ドルで取引され、当日比で1.12%上昇した。株価は過去1か月でほぼ41%上昇しており、8月4日の31.13ドルから大きく伸びている。

ビットマインの株価 Source: Google Finance

ビットマインの積極的な買い増し

今回の発表は、ビットマインの活発な動きが続く中で行われた。先月、キャシー・ウッド氏が率いるARKインベストはビットマイン株を追加で1560万ドル購入し、同社への投資総額を3億ドル超に拡大した

これは、ファンドストラット・グローバル・アドバイザーズのマネージングパートナーでありビットマイン会長を務めるトム・リー氏が「イーサリアム価格は底に近づいている」と述べた直後の動きでもある。ただし、ETHは8月26日時点の価格から約2.5%下落している。

イーサリアム価格チャート Source: CoinMarketCap

リー氏の発言に先立ち、ビットマインは8月上旬にわずか1週間で37万3000ETHを追加購入しており、その間に同社株価は14.2%下落していた。

拡大するイーサリアム保有戦略

イーサリアム保有戦略の拡大は他社にも広がっている。火曜日の発表によれば、アリババ創業者ジャック・マー氏と関わりのある香港上場企業ユンフェン・ファイナンシャル・グループ(雲鋒金融集団)が、1万ETH(約4400万ドル相当)を取得した。

また仮想通貨企業イーサ・マシーンは6億5400万ドルの資金調達を実施し、イーサリアム支持者ジェフリー・バーンズ氏から15万ETHを獲得したことが明らかになった

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