ファンドストラット・グローバル・アドバイザーズのマネージングパートナーであり、イーサリアム(ETH)トレジャリー会社ビットマインを率いるトム・リー氏は、仮想通貨市場が下落する中でイーサリアムの底打ちを予想し、2130万ドル分のETHを追加購入した。
リー氏は火曜午前1時(UTC)、Xで「ETHの底は数時間以内に来る」と投稿した。
すでにETHは反発を見せており、記事執筆時点では4430ドルで取引されている。
リー氏は、自身の予想とあわせてファンドストラットのテクニカル戦略マネージングディレクター、マーク・ニュートン氏の見解も紹介した。ニュートン氏は「ETHは現状、非常に良いリスク・リワード比率を持っている」と述べ、「トレンドを壊したり、先週の安値を割る可能性には懐疑的だ」と付け加えた。
ニュートン氏は「理想的には4300ドル付近で12時間以内に底を打ち、その後反発して5100ドルを超え、5400〜5450ドルに到達する可能性がある」と指摘した。
ETHは過去最高値から11%下落
今回の予想は、火曜午前にビットコイン(BTC)が7週間ぶりの安値に急落し、市場全体が大きく崩れた局面で出された。
トレーディングビューのデータによると、ETHも急落し、コインベースで一時4313ドルまで下落した
ビットマイン、保有ETHは75億ドル規模に
一方、ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズは積極的なETHの買い増しを続けており、アーカム・インテリジェンスによれば、火曜には4871ETH(2130万ドル相当)を購入した。
これにより同社の保有量は172万ETHに達し、現在の市場価格で約75億ドル規模となった。
さらに月曜には、仮想通貨と現金の保有額を22億ドル増やして88億ドルと公表しており、過去1週間で19万5000ETH超を追加取得した。
1株当たりの暗号資産・現金純資産価値(NAV)は、7月末の22.84ドルから39.84ドルに上昇した。なお、同社の発行済完全希薄化ベースの株式数は2億2150万株である。
ストラテジーイーサリザーブのデータによると、ビットマインは企業による総保有額430万ETHのうち40%を占め、ETHトレジャリー分野の明確なリーダーとなっている。
一方、世界最大の仮想通貨トレジャリー企業であるマイケル・セイラー氏率いるストラテジー社も月曜にビットコインを買い増し、1BTCあたり11万5829ドルで3081BTC(3億5700万ドル相当)を取得した。
bitbankで新規口座開設後、1万円の入金でもれなく現金1,000円プレゼント!【PR】