仮想通貨取引所ビットメックスは24日、イーサリアム先物(ETHUSDクァント先物)をローンチすると発表した。レバレッジ倍率が50倍の先物契約で、5月5日からスタートする。

クォント先物とはデリバティブの一種で、原資産とは別の通貨で決済される先物契約のことだ。ビットメックスの場合、原資産はイーサリアムだが、ビットコインで決済することになる。トレーダーはビットコインで証拠金を支払い、利益を得ることになる。

ビットメックスは「これにより、ETHまたUSDに触れることなく、ETH/USDの為替レートをロングまたはショートすることができる」と説明している。

ビットメックスは先物市場ではシェアを失いつつある。コインメトリックスの4月21日のレポートによれば、3月の仮想通貨暴落以来、先物市場でのシェアが35%から25%まで下がっている。一方でライバルのバイナンスが勢いを伸ばしている状況だ。

今回のイーサリアム先物でライバルに対する競争力を付けるものとみられる。