世界最大級のマイニング装置製造業者であるビットメインが、香港か国外の株式市場で近くIPO(新規株式公開)をする計画であることが分かった。フォーチュンが30日に報じた。ビットメインに近い匿名の関係者から届いたEメールによって明らかになったという。

 このEメールによると、今年の1−3月期のビットメインの純利益は、約10億ドル(約1100億円)だった。今年全体を通しては2億ドルから3億ドルの利益が見込んでいるという。また、2017年の純利益は12億ドルで売上純利益率は約50%で、これらは4大会計事務所であるKPMGが監査したとされている。

 ビットメインは今後さらに資金調達をする予定で、企業価値が約140億ドルを超える見通し。6月にシリーズBの資金調達を行った際に記録した120億ドルをほぼ17%も上回る数字になる。

 ビットメインのジハン・ウーCEOは6月、香港でのIPOに対して「オープンだ」とブルームバーグに対して発言していた