仮想通貨取引所ビットフライヤーは2日、一時停止していた新規口座開設を7月3日から再開する予定と発表した。同社は昨年に金融庁から業務改善命令を受け、自主的に新規口座開設を停止。顧客資産保護を最重要視したガバナンスの高度化やアンチマネーロンダリング(AML)/テロ資金供与対策(CFT)などを金融庁から求められていた。

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口座開設はビットフライヤーに口座を保有していない日本国内居住者が対象となる。開始手順などは3日以降に改めて詳細を公開するとしている。

ビットフライヤー創業者で、現在はビットフライヤーブロックチェーン社CEOを務める加納裕三氏は発表を受けてツイッターで以下のように発言した。

仮想通貨ファンの皆様、大変お待たせいたしました。 bitFlyer、新規口座開設受付再開です!

resume bitflyer

昨年の金融庁が6社に業務改善命令を発出してから1年が経ち、先週にはビットポイントジャパンが業務改善命令の報告義務が終了し、業務改善命令が解除されたと発表している。

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