ビットコインマイニング企業ビットファームズは、6月のビットコイン(BTC)生産量を前月比21%増加させた。
7月1日の発表によれば、ビットファームズは、競合相手であるライオット・プラットフォームズによる買収の試みを退けつつ、189BTCを採掘し、そのうち134BTCを880万ドルで売却した。現在、ビットファームズは905BTCを保有しており、その価値は5700万ドルにのぼる。
しかし今年4月の半減期によりブロック報酬が50%削減されたため、ビットコインの生産量は前年同月比で51%減少した。カナダに拠点を置くビットファームズによれば、同社はハッシュレートを毎秒11.4エクサハッシュ(EH/s)に増加させ、そのうち10.4 EH/sが稼働中であるとし、2024年末までに21 EH/sの目標を達成する見込みだという。この10.4 EH/sは、前年同月比で96%、前月比で39%の増加となる。

ビットファームズの最高マイニング責任者であるベン・ガニオン氏によれば、同社はマイニング装置の更新に注力しており、3万9000台の最新装置を導入し、効率の悪い旧式装置を廃棄する予定だ。「これにより、我々のハッシュレートが大幅に拡大し、エネルギー効率とポートフォリオ全体のマイニング粗利益率が改善される」という。
ビットファームズはまた、米国のペンシルバニア州シャロンに120メガワットのサイトを拡張し、設置後はさらに8EH/sをサポートする予定だ。パラグアイの施設でのマイニング作業は6月の「悪天候」により一部制限されたが、この遅れは5月と比較してネットワーク難易度が0.8%減少したことで部分的に相殺されたとビットファームズは説明している。
ライオットによる買収の試み
ライオット・プラットフォームズは6月中旬にビットファームズを9億5000万ドルで買収しようと試みたが、後にその失敗を認めた。「現在のビットファームズの取締役会と潜在的な統合について交渉することは不可能だと明らかになった」とライオットは6月24日の声明で語った。
ライオットは6月24日までにビットファームズの14.9%の株式を購入することに成功したが、15%以上の株式取得の試みは阻止された。また、ライオットは同月中にビットファームズの取締役会の3人を入れ替えようとしたが、この試みも成功しなかった。ビットファームズは、ライオットの買収試みを阻止するために、すぐに自社の取締役を1人追加した。
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