ビットコインの1日あたりのアクティブなアドレス数が25日に51万3916個まで急減少した。今年の2月10日以来の低水準だ。アクティブなアドレス数の伸び悩みからビットコインに短期的に弱気なアナリストもいる。

(出典:CoinMetrics「1日あたりのアクティブなアドレス数」)

アクティブなアドレス数に黄信号

100万アドレスを突破した6月14日と比べて、現在は半数のアドレスしか稼働していない。仮想通貨投資会社BKCMの創業者ブライアン・ケリー氏は、普段はビットコイン強気派として知られてているものの、1日あたりのアクティブなアドレス数が7月以降で減少傾向にあることを懸念していた。

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アドレスの増加後に価格が上がる傾向が過去にあったことから、アドレスの増加が見られれば買いのチャンスと述べていた。

ボラティリティも低下

一方でビットコインはボラティリティ(変動幅)も低下している。フォーブスによると、25日、ビットコインの30日間ボラティリティは6月25日以来の低水準まで下がった。

(出典:BLOCKFORCE CAPITAL AND DIGITAL ASSET DATA via Forbes 「ビットコインの30日間ボラティリティと価格」)

失われたコインをカウントしない「実現時価総額」でビットコインが1000億ドルを突破したのとは対照的に、ビットコインの取引が低調であることを示すデータも相次いでいる。