ビットコインがインターネット上の主要な価値保存手段としての地位を譲ることは考えられないと、投資運用会社ヴァンエックのヤン・ヴァン・エックCEOは主張している。

12月16日のCNBCとのインタビュー「ビットコインを飛び越えるような他のインターネット上の価値保存手段が現れることは、私には想像もできない」と語った。「ビットコインのユーザーは5000万人に上り、ネットワーク効果がある」とも付け加えた。

資産運用額764億ドルを管理するヴァン・エックCEOは、ビットコインが「バブル」であるという非難も否定し、市場サイクルごとに最高値を更新し続ける資産がバブルであったことはないと説明した。さらに「ビットコインは我々の目の前で成長している明らかな資産だ」と付け加えた。

一方で、ヴァン・エック氏は今後12カ月以内にビットコインが史上最高値を更新すると予想している。

ヴァンエックのCEOは、1955年に同社を創業した故ジョン・バン・エック氏と共に、価値貯蔵への投資が「DNA」に刻まれているとし、ビットコインが金の「伴奏者」になると見ている。ヴァンエックは1968年、ジョン・バン・エック氏のリーダーシップのもと、アメリカで最初の金ファンドを立ち上げた。

ヴァンエックは、米国で現物型ビットコイン上場投資信託(ETF)を目指す13の申請者の1つである。同CEOは、ビットコインの現物型ETFの申請が同時に承認されることを期待している。

ETFアナリストは、証券取引委員会(SEC)が1月5日から10日の間に、ブラックロック、グレイスケール、ビットワイズ、ウィズダムツリー、インベスコ・ギャラクシー、フィデリティ、ハッシュデックスなど、複数のビットコインの現物型ETF申請者に対する決定を下すと予測している

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン

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