7日の仮想通貨(暗号資産)ビットコインは11800ドルから11900ドルの間を推移している。急騰と急落を繰り返す中で大口投資家(クジラ)の影響が懸念されているが、彼らの影響は徐々に弱まってきているかもしれない。さらには過去に2桁増を示したインディケーターが点灯したことが指摘されている。

(出典:Coin360 8月7日 午前10時40分)

仮想通貨データ分析企業のグラスノードによると、ビットコインのクジラが保有するビットコインの量が50%を割ったことがわかった。ビットコインを大量に保有するアドレスは徐々に分散化されてきているようだ。

「10BTC以上を保有するアカウントは5年間で5.1%から13.8%に上昇した。一方で100〜10万BTCを持つアカウントは62.9%から49.8%まで減少している。」

既報の通り、クリプトクオントのキ・ヨンジュCEOは現在の相場ではクジラの動きが活発化していることを指摘。「高いレバレッジで取引するタイミングではない。クジラ(大口投資家)が活発でない時にベットしよう」と売り圧力の高まりを警告している。

やはり強気市場か

一方で、グラスノードでCTOを務めるラファエル・シュルツクラフト氏は短期ホルダーのMVRV(ビットコインの実現時価総額に対する市場時価総額の割合)が1.25に達したことを指摘。シュルツクラフト氏によると、MVRVが1未満から上昇し、1.25に到達すると強気市場の始まりのサインだったことをチャートで示した。

シュルツクラフト氏がツイッターに投稿したMVRVのチャートでは、1.25から下落したとしても、1未満にならない限りは上昇局面が続いていることが示されている。この指標では2011年に300倍、2012年から2013年にかけて34倍、2016年から2018年にかけては47倍となっている。

(出典:ラファエル・シュルツクラフト「短期ホルダーMVRV」)

チェインリンク(LINK)は10ドル突破

アルトコインで注目なのはやはりチェインリンク(LINK)だ。7日には初めて10ドルを突破した。

(出典:Coin360 LINK/USD 8月7日 午前10時40分)

6月に中国のブロックチェーン・サービス・ネットワーク(BSN)と統合されて以来、急激に上昇を続けている。5日にもロイター通信が中国国営商業銀行がデジタル人民元のウォレットアプリをテストしたという報道もあり、期待感から値を上げている模様だ。

今回の上昇がFOMO(取り残される恐怖によって買いが集まり、価格が上昇すること)によるものなのか、その他のファンダメンタルズによるものなのかが議論されているが、既報の通り、コインメトリックスは全アクティブアドレス数とトランザクション数の上昇がLINKの価格を支えていると指摘している。

DeFi対応コインであるLINKはDeFiレンディングプロトコルであるAaveなどの需要増によって値上がりを見せている。