仮想通貨ビットコイン(BTC)に対する強気意見が米主要経済メディアからも続出する中、ビットコインに関するツイート数も2年ぶりの高水準を記録した。
統計会社ビットインフォチャーツ(Bitinfocharts)によると、ツイッターにおけるビットコイン言及数が2月の初めに2年ぶりの高水準をつけた。ビットコインを含むツイート数は2月2日、7万5000ツイートに上った。ほぼ2万ツイート台で推移していた2019年とは対照的な結果だ。
(出典:Bitinfocharts「ビットコイン言及のツイート数」)
2月2日ころはビットコインは9400ドルで推移。2019年の秋以降の高値をつけてマーケットは盛り上がっていた。
その後、ツイート数は7万5000ツイートからは減少したものの、約3万8000ツイートと以前と比べて高い水準を維持している。
グーグルトレンドは昨夏以降で最高
グーグルにおける「ビットコイン」検索数も増加している。過去7日間でグーグル利用者のビットコイン検索数は、昨年の夏以降で最大となった。
2019年の夏はビットコインが乱高下した時期だ。18カ月ぶりに1万3800ドルをつけた後、1万ドル以下まで下落した。
(出典:Google Trends「グーグルにおけるビットコイン検索数(世界)」)
ビットコイン強気派祭り
仮想通貨業界内部の専門家だけでなく、米国の経済系の主要テレビ番組CNBCも最近のビットコインを手放しで称賛している。2月12日、2つの人気コーナーの中でビットコインの最近の高騰ぶりについて議論となり、ほぼ全てのコメンテーターが強気な見方を示した。コメンテーターたちは、強気である理由を実に11個もあげた。
-弱いプレーヤーが退場した。
-インフラが整ってきており機関投資家が参入し始めている。
-大手銀行がブロックチェーンプラットフォームを持つことを話し始めている。
-金(ゴールド)も上昇している。
-法定通貨の価値が下がり続けている
-連邦準備理事会(FRB)、全ての中央銀行がおかしくなり始めている。
-新型コロナウイルスの影響の可能性もある。
-「安全資産」が上がっている。
-自分の資産をビットコインに「隠して」いる
-過去2年間でボラティリティがかなり下がったことが評価されている
-裏付けとなる技術が素晴らしい
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翻訳・編集 コインテレグラフジャパン