ビットコインは、8200ドルを回復してから慎重な動きが続いている。21日の日中は50ドル以内というビットコインにとってはかなり狭いレンジで取引した。一方、相場を引っ張ったのはビットコインキャッシュとビットコインSVだ。それぞれ過去24時間で5%以上と6%以上のプラスを記録した。

(出典:Coin360「ビットコイン/米ドル(1日)」)

アナリストの焦点は、ビットコイン相場の底はどこかだ。テクニカル的に5500ドルまで下がるという見方も出る一方、すでに調整は終わったという見方もある

一般的に仮想通貨全般にとってプラス材料と考えられてきたリブラへの逆風は続いている。米議会、欧米の当局に引き続きG20も厳しい規制を課す方針を発表した。

一方、リブラは1つの肝であった法定通貨バスケット連動案を捨て各国の法定通貨に1対1で連動するステーブルコインを複数発行する案にオープンである姿勢を表明した。こちらがマーケットにとってプラスになるかどうかは、解釈が分かれるかもしれない。

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