バイデン大統領が17日、ロシアがウクライナに侵攻する可能性が「非常に高い」と述べたことで、金融市場で売りが強まった。この影響でビットコイン価格も41,000ドル台を割り込み、仮想通貨市場の特徴であるボラティリティが現れた。

Cointelegraph Markets ProとTradingViewのデータによると、仮想通貨市場は2月17日の正午近くから売りに襲われ、BTCは40,743ドルまで下落したが、強気派が価格を41000ドル以上に戻した。足元では再び41000ドルを割っている。

BTC/USDT 1-day chart. Source: TradingView

ビットコインの価格下落について、市場のトレーダーがどのように語っているかを紹介しよう。

50,000ドルまでは弱気

BTCの突然の下落は、独立系マーケットアナリストのマイケル・ヴァン・デ・ポッペ氏の強気の視点を奪った。彼は、彼の強気のケースをサポートするためにBTCが突破する必要がある領域を強調した次のチャートを投稿した。

BTC/USD 1-week chart. Source: Twitter

デ・ポッペ氏は、ビットコインが強気へのバイアスに反転させるには、5万ドル以上の明確なブレイクアウトが必要であるとしている。

デ・ポッペ氏は次のように語る。

「本当に何も変わらない。この週足オーダーブロックのブレイクがビットコインの注目ポイントであることに変わりはない。それが起こらなければ、私は強気ではない」

BTC価格は重要なレベルを尊重

経験豊富なトレーダーでさえも、急激な動きには不意を突かれることがある。これの証拠に、Pentoshi氏という匿名ユーザーが以下のチャートを投稿し、最近のBTC購入のいくつかは時期尚早だったようだと指摘した。

BTC/USD 1-day chart. Source: Twitter

Pentoshi氏はこう語る。

「強気の宣伝にもかかわらず、価格は依然としてレベルを尊重した。ここは強気派の生命維持だ。しかし私はまだ下振れリスクが高いことを知っている」

噂で買って、ニュースで売る?

最後に、このような時期にトレーダーが留意すべき点について、オプショントレーダーで偽名Twitterユーザーのジョン・ウィック氏は、米国の金利上昇とロシアとウクライナの情勢に関する懸念について次のようなツイートを投稿した。