10月22日のビットコイン相場は、8200ドル付近で推移が続いた。9月24日以降でこう着状態が長く続いており、疲労感を訴えるトレーダーも出ている。
(出典:Coin360「ビットコイン/米ドル」)
8200ドル付近での取引は、強気相場真っ盛りの6月でも観測された。しかし、その時と比べてマーケットに勢いがないのはあきらか。6月は9000ドル、1万ドル、1万1000ドルと数日間隔で1000ドルずつを更新し、1万4000ドル近くまで上昇した。
現在、話題となっているのは主にどこまで調整が続くのかだ。また、ブロックチェーン投資顧問のバイト・ツリーによると、現在のビットコインは37%ほども割高。単純計算で適正価格は5200ドルとなる。
仮想通貨トレーダーのジョセフ・ヤング氏は、「人々は6月の時より疲弊している」と指摘し「疲労のピークが年末まで続いた後、マーケットが回復するだろう」と予想した。
一方、現在が弱気相場かどうかに関しては「中立」と発言。メディアやグーグルトレンド、SNSでの活動は減っているが、ハッシュレートや企業の取り組みは上昇していると指摘した。