ビットコイン(BTC)は強気のモメンタムが不足したことで、44,000ドル付近の新安値を呼び起こし、週の始まりからさらに下落した。

44000ドルも割れるか
Cointelegraph Markets ProとTradingViewのデータによると、BTC/USDはサポートとしてとどまるべきレベルをテストしている。
週足で重要な50日移動平均線と200日移動平均線の両方を下回った後、短い時間枠でも、価格を取り戻す可能性がますます低くなっているように見える。
仮想通貨トレーダーのマイケル・ファン・デ・ポッペ氏は、「ゴールデンクロス」として知られる2つの平均線の強気のクロスオーバーは、まだ可能性があるとしている。しかし、このイベントが起こることで強気の行動が起こるという「保証はない」という。
一方で、ビットコイン価格が現在の半減期サイクルでの高値を迎える時期について「来年の4月から5月にかけて、現在のサイクルのトップを迎える」と時期を新たに予測した。
しかしそれまでの間、44,000ドルと47,000ドルがサポートとレジスタンスのレベルとなり、上下の継続を見守ることになると指摘した。
同僚トレーダー兼アナリストのRekt Capital氏は、44,000ドルも同様に重要であり、買い手の間で「需要エリア」の境界を形成していると主張。
「最近のBTC週足終値は、オレンジ色の需要エリアの上で発生したため、テクニカル的には悪くなかった。しかし、BTCは現在、需要エリアに深く入り込んでいる」とチャートを添付しコメントしている。
「そうは言っても、この需要エリアはまだ失われていない。需要エリアが維持されている限り、BTCは40000ドルまで下落することはないだろう」

カルダノの急落がアルトコインの暴落を導く
アルトコインはビットコインよりも大きく下落し、時価総額上位10位の通貨ではカルダノ(ADA)の24時間で11%の損失がリードし、2.41ドルまで下落した。

Rekt Capitalは、今回の動きについて、「多くのアルトコインが好ましい週足終値を迎えており、再テストが続くはずであることを示している」と付け加えた。
「現時点では、再テストは失敗しており、コインは主要なサポートを失う恐れがある。しかし、まだ週の初めだ。通常のリテストのボラティリティーになる可能性もある」