最近の市場の弱気な動きを受け、ビットコイン(BTC)に対する強気発言や熱狂がクールダウンしているが、これは市場の底打ちを示唆するかもしれない。
仮想通貨分析会社サンティメントが共有したデータによれば、X(旧ツイッター)、レディット、テレグラム、4チャン、ビットコイントークなどのソーシャルメディアプラットフォームでのビットコイン(BTC)に関する強気発言が過去数週間で大幅に減少している。BTCの価格は4月のビットコイン半減期以降、横ばいで推移している。

SNSでの強気発言の減少
サンティメントのデータは、トレーダーのセンチメントが4月初めのビットコイン半減期に向けて最も強気であったことを示している。
しかし、過去3ヶ月間でこの楽観主義は徐々に薄れ、ビットコインが新たな史上最高値に達しないことによりトレーダーが市場に対する信頼を失っているようだ。
一方、弱気な発言も同じ期間に減少しているが、強気発言ほど劇的ではない。サンティメントは、ビットコインに対するトレーダーの熱狂の低下が市場が底を打ったシグナルである可能性があるとした。
市場が底を打つということはトレンドの転換が差し迫っっていることを意味する。資産が過小評価されているか、安値で取引されている場合、投資家はしばしばそれを買いの機会と見なす。
ビットコインは3月14日に新たな史上最高値を記録し、コインベースで7万3780ドルに達した。それ以来、トップ仮想通貨は6万ドルから7万ドルの範囲で取引され、一時的に6万ドルを下回ったが、再び重要なサポートを取り戻した。現在、BTCは6万1500ドルで取引されている。
半減期後の保ち合いは2024年で最長
歴史的に、4年ごとの半減期サイクルは、半減期イベント後にビットコインの新たな史上最高値をもたらしている。ビットコインの価格は通常、半減期の約1ヶ月前から上昇し始め、希少性の増加を期待する。しかし、価格は半減期直後に急騰するわけではなく、通常は横ばいの動きや保ち合いフェーズに入り、その後に強気のブレイクアウトを経験する。
ビットコインアナリストのウィリー・ウー氏は、「弱いマイナーが死に、ハッシュレートが回復すれば」BTCの価格が回復すると指摘した。ウー氏によれば、2017年にはハッシュレートの回復に24日かかり、2021年には8日しかかからなかったが、2024年にはすでに61日が経過している。

もう1人のビットコインアナリスト、レクト・キャピタル氏は、ビットコインが半減期後の再蓄積レンジ内で保ち合いを続けていると語った。このレンジの上限となるレジスタンスレベルは約7万1500ドルであり、下限となるサポートレベルは現在のBTC価格である約6万600ドルだ。
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