ここに表示された見解および意見は、著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要があります。市場データは、HitBTCから提供されています。

 

BTC/USD

ビットコイン(BTC)は狭いレンジでの取引が続いているが、センチメントは弱気なままだ。価格は2つの移動平均線を下回っている状況であり、RSIは1月10日以来ネガティブの領域にある。強気筋が20日間EMAを超えて上昇することが出来なかったことは、弱さを示すものだろう。

弱気筋は年間最安値である3236.09ドルまで下落させ、下降トレンドを再開させようとしている。BTC/USDのペアが回復できない状況を繰り返しており、底を確認して購入しようとするトレーダーを拒否している。下落面で注目するべき重要なレベルは3000ドルだ。これは心理的なサポートであり、ここを下回るとなれば、次のサポートは2600ドルだ。

逆に、仮想通貨が現在の水準、または3236.09ドルから上昇するとなれば、移動平均線を上回り、下降トレンドラインを上抜ける可能性も出てくるだろう。トレンドが好転するまで、トレードの提案を控えたいと思う。

XRP/USD

リップル(XRP)は買いのサポートを得ることができなかった。昨年の12月中旬以来で3回目となる0.27795ドルまでの下落となりそうだ。20日間EMAは下落しており、RSIはネガティブの領域にある。売り側が優勢であることを示すものだ。0.27795ドルを下抜けてしまえば、年間最安値である0.24508ドルまで下落する可能性が出てくる。

価格が0.27795ドルから急反発し、XRP/USDのペアが移動平均線を上回れば、弱気な見方は無効になるだろう。そのような動きは、強さを示すものだ。50日間SMAを上回り、終値を付ければ、ロングポジションを提案したいと考えている。それまでは中立から弱気の見方を維持する。

ETH/USD

イーサリアム(ETH)はレンジの下限まで下落した。20日間EMAは下落しており、RSIはネガティブの領域にあり、売り側が優勢な状況だ。103.2ドルを下抜けることになれば、売りがさらに膨らみ、83ドルまで下落する可能性も出てくるだろう。

もしETH/USDのペアが現在の水準から急回復し、116.3ドルを超えた場合、私たちの弱気な仮定が誤っているということになるだろう。このような動きが出れば、トレンドの変化を示唆するものだろう。したがって、116.3ドルを超え、(UTC時間で)終値を付けた場合、ロングポジションを提案したいと思う。目標は134.5ドル、そしてそれを上回れば167.32ドルだ。