ここに表示された見解および意見は、著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要があります。市場データは、HitBTCから提供されています。

BTC/USD

ビットコイン(BTC)のボラティリティは過去数日間で縮小している。この低ボラティリティの期間は、結果的にレンジの拡大につながるだろう。タイトなレンジの期間が長いほど、そこからの上抜け、もしくは下抜けするときの勢いは大きくなる。

BTC

レンジを超える時、その方向を予測することは困難だ。2018年9月中旬から11月中旬までの低ボラティリティの時期を振り返ると、10月15日に上抜けの試みは失敗。その後、1月14日にBTC/USDのペアは下落し、短期間で6480.54ドルから3620.26ドルまで急落した。

上昇の際に重要となるレジスタンスは、下降トレンドラインだ。そこを超えれば、4255ドルががレジスタンスとなるだろう。これらのレベルを上抜ければ、トレンドが逆転する可能性を示唆している。

一方、3236.09ドルを下抜けることになれば、下落トレンドが続くことになるだろう。下落局面での次のサポートは、心理的節目となる3000ドルだ。上昇方向へのレンジ拡大がみられるまで、ロングポジションの提案は控えたいと思う。

XRP/USD

リップル(XRP)は1月22日、0.30550ドルから反発した。これは安値圏では需要があることを示すものだ。しかし、強気筋は下降トレンドラインと移動平均線を上抜けることはできなかった。これは価格が上がると需要が減退してしまうことを意味する。移動平均線は下落しており、相対力指数(RSI)は50を下回っており、供給が需要を上回っているといえるだろう。

XRP

XRP/USDのペアが移動平均線を上回った状態を維持できたならば、バランスは強気筋側に有利に傾くかもしれない。0.4ドルまで上昇する可能性も大きくなるだろう。この考えに基づいて、0.336ドルを超えて終値を付けた場合、ストップロスを0.305ドルに設定したロングポジションを提案する。

逆に、価格が下降トレンドライアンから反落し、0.305ドルを下抜けてしまえば、0.27795ドルまで下落する可能性がある。

ETH/USD

イーサリアム(ETH)は1月22日に再び116.3ドルのサポートを下回ったが、弱気筋はこの下落を活かせなかった。弱気筋は価格を次のサポートである100ドルまで押し下げることができなかったからだ。これは一定の買いの需要があることを示すものだろう。

ETH

ETH/USDのペアが移動平均線を上抜けて、134.5ドルを超えて上昇した場合、強さを示すものだろう。数日以内に価格が再び116.3ドルを下回らない場合、通常トレードする場合の30%の割合でのロングポジションを提案することになるだろう。価格が134.5ドルを上回ったら、残りのポジションを追加することもできるだろう。

一方、イーサリアムが移動平均線を上回らなかった場合、弱気筋は再び116.3ドルのサポートを破ろうと試みてくるだろう。