7月21日8時10分に1万1000ドルを回復したものの、その後急落。1万1000ドルの壁は厚いようだ。執筆時点(9時35分)では1万800ドル付近で推移している。

Charts Courtesy of Coin360.com

(出典: Coin360.com ※7月21日午前8時10分)

乱高下の激しい状況が続くビットコイン。21日午前8時過ぎには1万1000ドルを回復した。

(出典:Coin360.com「ビットコイン/米ドル(1日)」)

6月にほぼ1万4000ドルをつけたあと、ビットコインはしばらく1万ドル〜1万3000ドルの間で推移してきた。16日には、1万ドルを一時的に下回った。

過去3日間、1万ドルと1万1000ドルのレンジで動いており、1万1000ドルの壁に跳ね返されていた。

最近の相場は、米政治家の発言に翻弄されている。

12日のトランプ大統領の「ビットコインのファンではない」発言に始まり、先週の米議会のリブラ公聴会では「犯罪に使われやすい仮想通貨」という見方が強調された。ただ、ビットコインや仮想通貨が話題になること自体が業界にとってポジティブという見方も出ていた。

また、ビットコインとリブラの違いを認識し、ビットコインの発展は政府が止められるものではないとみる米議員が相次いだこともアナリストからは評価されている。

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翻訳・編集 コインテレグラフ日本版