ビットコイン(BTC)は3日連続で下落し、水曜日のニューヨーク市場で6万6000ドルを下回った。7万ドル突破を試みたが失敗し、買い意欲の弱さから売り手が主導権を維持した。
オンチェーンデータは、この調整がバイナンスでの現物主導の売りによって引き起こされている可能性を示している。また、米市場の取引時間中にコインベースプレミアムが見られないことは、米国投資家の参加が鈍いことを示唆している。
コインベースプレミアムと先物データ、弱気派優勢を示唆
コインベースプレミアム指数は、コインベースとバイナンスにおけるBTC価格差を測定する指標である。プレミアムがプラスであれば、米国の現物需要が強いことを意味する。
しかし今週も同指数はマイナス圏で推移しており、米国投資家の関与が限定的であることを示している。

一方、ビットコインの累積出来高デルタ(CVD)はバイナンスでマイナス57億ドルまで拡大した。CVDの高値切り下げが続いていることは、蓄積ではなく継続的な売り圧力が市場を支配していることを示す。
バイナンスが市場出来高で支配的な地位にあることを踏まえると、このマイナスデルタは現物主導の売り注文が下落を主導している可能性を示唆する。
ビッド・アスク比率もマイナス圏で推移し、回復局面でも売り注文が買い注文を上回っていた。直近ではわずかにプラス(約0.14)へ転じたものの、実質的な現物買いによるサポートというより短期的な反発にとどまる可能性が高い。

建玉総額も減少傾向にあり、月曜日の200億ドルから176億ドルへ縮小した。レバレッジの解消が進み、新規ロング構築ではなく既存ロングの手仕舞いが優勢となっていることを示す。
クリプトクオントのデータも、7万ドル以下での現物需要の乏しさを裏付けている。30日累計の新規資金フローはマイナス28億ドル付近へ転じ、直近の日次データもマイナス2億3900万ドル前後で低調に推移している。
過去の上昇局面では、価格の押し目が強い資金流入を呼び込んでいたが、現在の下落では有意な流入が確認されていない。

最近移動したコインを示す「若年供給(0〜1か月)」の比率も、直近レンジ下限に近い13%付近へ低下しており、投機的な市場参加が減少していることを反映している。
通常、強い上昇局面では若年供給の増加、資金流入の拡大、建玉の増加が同時に見られるが、現状ではいずれも確認されていない。
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