今年の後半に、銀行が大問題に陥り、巨額のデリバティブ危機へと向かい、銀の先行きは良好になり、そしてビットコインの価格は、1オンスあたり4,800ドルになると言われている金の価格の三倍に来年の3月までに到達する―というデータが、クリフ・ハイ氏の調査によって明らかにされている。

試算されたデータに基づき、1BTCの価格はその時までに13,000ドル以上に高騰しているはずであると、Greg Hunter氏とのインタビューの中でハイ氏は語っている。

銀行の問題

ウェブ・ボットの開発で一躍有名になったクリフ・ハイ氏は、一部の銀行が直面するデリバティブ危機は、世界的なものではなく、むしろ地域的な問題であると分析されたデータが示していると語る。

動画の中で同氏は次のように語っている―

"それは大失敗となり得るでしょう、つまりはデリバティブを扱う北イタリアの銀行からドイツ銀行へと波及したことによる大失敗です。しかし影響を受けるのは少しだけなので皆ほっと一安心するはずです。それからテキサスで同じようなことが起こり、多くのテキサスの地方銀行が倒産し、シェール・オイルガス業界への圧力となり、どこかで少量の資本注入が行われるでしょう、そしてその流れはカリフォルニアへと広がり、アジアへ拡大し、おわかりだと思いますが、次はヨーロッパへと広がることになります。つまり、あちらこちらで勃発するデリバティブという病と基本的に私たちは戦うことになるのです。これこそが、今年の銀行が直面することになるmodus operandi(運営方法)です。

「現金にアクセス出来なくなることにより、こういった銀行の現状に多くの人々が巻き込まれることになります。また、そういった"厄介な状況"から立ち直ることができない銀行もいくつか出て来るでしょう」

銀の"トゥ・ザ・ムーン"

ハイ氏は、銀行の失敗と銀の価格の高騰についての相関関係があるのかどうかについては述べていない。しかし、これから先何年もの間、銀は増加する複雑なハイパーテクノロジーにおいてますます重要になってくるだろうと語っている。銀が実際に段階的にその値を上げていることからも、銀が金の価格に追いつき価格変動に変革が起ると言われている今年から2022年にかけてのその可能性を同氏は示唆しているのだろう。

そもそもは、まずは価格の上昇を抑えようという動きが働き、テクノロジーへの信頼が高まる年末(10月)までは価格のブレイクアウトはやってこないだろうと同氏は語る。

「2018年から2019年にかけて、西部諸国においては、銀の保有が推奨されることになるでしょう。そして銀の価格は急速に金と並び、高価すぎるためお金としては利用できなくなるでしょう。金は、来年の2018年3月までに1オンスあたり4,800ドルに到達する見込みがデータによって算出されています」

ビットコインは2019年まで高騰しない

ビットコインついての予測がかなり正確であると言われているハイ氏の予測が実現すれば、我々は2018年の3月までにビットコインの価格が13,000ドルを突破する瞬間を目撃することになる。

Hunter氏とのインタビューの中で金について語っている際に、ハイ氏は1オンス辺りの金の価格は3月までに4,800ドルに達し、そこから300ドル下落すると語っている―

「大変興味深いことに、その地点まで金の価格が下落すると、丁度ビットコイン価格の3分の1の価格に正確に合致し、そして再び価格が上昇することがデータによって判明したのです」

つまり、ビットコインの価格レンジは13,000ドルから14,000ドルになる、ということだ。

"ビットコインはシンプルに段階的にその値を上げています。2019年までは爆発的に高騰するということはないでしょう。"と、語り、いずれ、1BTCは、1,000オンス辺りの金の価格と並ぶでしょう、と語った。