仮想通貨ビットコイン(BTC)は7月1日、1万2000ドル付近でサポートから急落、1万1000ドル付近で推移している。仮想通貨トレーダーは、強気相場からひと休憩という見方も出ている。

Market visualization courtesy of Coin360

(出典:Coin360

ビットコインは、執筆時点(17時30分)で1万1000ドルを下回っている。ボラティリティ(変動幅)の高さは今週も続いているようだ

既報の通り、9500ドルまで調整するという見方も出ている。また、ステーブルコインのテザー(USDT)の供給量が今年倍になったという指摘もある。テザーの供給量の増加は、ボラティリティ上昇につながるとみられている。

仮想通貨アナリストのジョシュ・ラガー氏は、強気相場からひと休憩という見方を示した。

「週ベースでのビットコインは醜い結果になった。寄り引き十字線(Doji)のようなものを観測するだろう。典型的には、後退のサインであるから、ビットコインは今後2、3週間は下落するかもしれない」

Bitcoin 7-day price chart

(出典: Coin360「ビットコインの価格(7日間)」)

ビットコイン以外の仮想通貨であるアルトコインも苦戦している。ビットコインの代わりに上昇するのではなく、より大きなロスを出している。

イーサリアム(ETH)は5.9%下落し、300ドルのサポートを割った。他のトップ20の仮想通貨は、5%〜7%のマイナスとなっている。

Ether 7-day price chart

(出典: Coin360「イーサリアムの価格(7日間)」)

既報の通り、ベテランアナリストのピーター・ブラント氏は、アルトコインはビットコインの恩恵を受けないとみている。

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