ビットコイン(BTC)は6月16日、9,500ドルの突破を試みている。

Cryptocurrency market daily overview

出典: Coin360

15日にビットコインは急落し、一時9,000ドルを割ったが、過去24時間で600ドル近く上昇。一時9,570ドルまで上昇した。

足元でビットコインの上昇は一服し、足元では9490ドルとなっており、9500ドルを伺っている状況だ。

Bitcoin one-day chart

出典: CoinMarketCap ビットコインの過去24時間の値動き

株式市場の動きはビットコイン価格のパフォーマンスに影響を与えているようだ。新型コロナウィルスの第二波への懸念が高まり、米株先物での下落したことでBTCの9000ドル割れを引き起こしたが、株式市場の回復と歩調を合わせ、BTCも回復している。

米連邦準備制度理事会(FRB)が債券市場でのプレゼンスを強化すると発表し、その後、トランプ政権は1兆ドル相当のインフラ投資を行うというニュースも報じられた。市場ではこのような動きを好感している。

直近のビットコインの動きは、米株式市場などのマクロ的な影響にさらされているようにみえる。

BTC10,500ドル回復は「予定通りに」

ビットコインのボラティリティにもかかわらず、仮想通貨アナリストでコインテレグラフ寄稿者でもあるマイケル・ファン・デ・ポッペ氏はビットコインが9,500ドルへの回復をポジティブな材料として見ている。

「ビットコインの価格がレンジ内に戻ってきており、予定通りに10,500ドルを突破し、12,000ドルまで達するだろう」と、ファン・デ・ポッペ氏はツイッターで指摘している

15日にファン・デ・ポッペ氏は、ビットコインが勢いを維持するためには「9300ドルに比較的早く回復する必要がある」と、フォーブスでコメントしていた。

同氏はまた、8,600ドルは「重要なピポット」だと表現し、ここを下抜けてしまえば、200日間移動平均線(8,000ドル)さらに6,000ドルまで下落する恐れがあるとも述べていた。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン