ビットコインは12月11日に7%の急落を経験し、過去7日間の利益を帳消しにした。強烈な価格調整はビットコインを41329ドルまで下落させた。

ビットコイン価格の修正に続き、多くのアルトコインが急落を記録した。しかし、市場関係者は、最近の暴落は継続的な価格サイクルの一部であり、2カ月間の強気相場を経て修正が起こるのは当然であると見ている。

仮想通貨アナリストでReflexivity Research共同創設者のウィル・クレメンテ氏は、修正と市場のボラティリティは弱気派を振り払い、上昇するための強固な基盤を構築すると指摘した。

暗号資産トレーダーのRemen氏は、X(旧Twitter)の投稿で、今回の下落はアルトコインを新たな強気相場へと押し上げる可能性があると主張。また、ビットコインのドミナンスがピークに達したため、ビットコインが上昇トレンドを再開するには長期的な調整が必要であると付け加えた。

12月11日の急激な市場下落では、4億ドルを超えるレバレッジポジションが清算された。しかし、ビットコイン価格はその後42,000ドルを回復している。

ビットコインの価格上昇は10月に始まり、過去1カ月で約10,000ドル上昇し、大きな進展を遂げた。仮想通貨アナリストであるHitesh.eth氏は、約6カ月の横ばい相場を経てBTCが価格突破を果たしたことに注目した

BTC価格は10月末の価格突破以降50%上昇。Hitesh.eth氏は、1BTC以上を保有するアカウントが継続的にBTCを購入しており、機関投資家が蓄積していることを示すオンチェーンデータに注目した。機関投資家の流入と金融大手による関心の高まり、初のビットコイン現物ETF承認に向けた動きは、2024年4月の半減期前のBTCにとって好材料となっている。

今後の市場動向は不透明な部分もあるが、今回の修正は、長期的な上昇トレンドにおける一時的な調整である可能性が高いと各アナリストは見ている。また、アルトコインにとっては、新たな強気相場への転換点となる可能性もある。