仮想通貨(暗号資産)ビットコイン(BTC)は、5000ドルから1万4000ドルへの急騰が始まった2019年4月と似たようなトレンドを辿りつつある。もしこのトレンドが続けば、ビットコインは2020年後半に新たな高値を付ける可能性もある。

ビットコインは5月11日の半減期直言に8200ドルまで急落した後、48時間以内に91000ドルまで回復。現在の勢いの強さを示した。

スポット取引が牽引

ブロック作成に貢献するマイナーへの報酬が半減する半減期。ビットコインの場合は4年に一度半減期を迎える。過去11年間で今回を除くと2回の半減期を迎えたビットコインは、その後の数カ月で2500%以上も上昇した。

2019年4月、ビットコインはその年の最安値である3600ドル付近からの回復を始めた。5月30日までにビットコインは9100ドルを回復。一時は7500ドルまで調整したが、その後にまた上昇を再開し、6月26日までには1万3920ドルを記録した。

The price trend of Bitcoin in mid-2019. Source: Tradingview

(出典:Tradingview「2019年のビットコイン価格」)

今回のビットコインの動きも、2019年4月から6月の動きと似ている。当時、ビットコインが回復をし始めた時、米国最大の仮想通貨取引所コインベースは、個人投資家からの需要が強いと指摘。「通常の場合に顧客は売却より購入の方が60%多いが、暴落時に67%まで上昇した」とし、「マーケットの谷を利用する取引が見られボラティリティが大きい間も強い需要を示した」と解説した。

今回のビットコイン上昇相場の特筆すべき点も、スポット(現物)取引の取引高が牽引している点だ。今年の3600ドルから1万85ドルまでの上昇は、バイナンスやコインベースなどスポット系の取引所での取引が引っ張った。

一方、ビットメックスやバイナンス先物市場、OKExなどの取引高は低い。

Bitcoin price trend is showing similarity with the fractal in April 2019. Source: PabloPicasso

(出典:PabloPicasso「ビットコイン価格 2019年4月と相似」)

2019年4月からの上昇相場でビットコインは5000ドル台から1万4000ドルまで62日で上昇した。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン