ビットコイン価格は4日、1万ドルへ挑戦しようというモメンタムが続き、9786ドルに達した。またイーサリアムも一時800ドルを超えた。ゴールドマン・サックスのビットコイン取引への参入や、イーサリアムのシャーディング技術など、好材料が相次いだことが影響しているようだ。
記事執筆時点での、BTC/USDは過去24時間比で5.6%増の9730ドルだった。4月初めの時と比べれば約50%増となった。
ゴールドマンサックスが顧客に対しtてビットコイン取引の商品を提供するという突然のニュースがビットコインの価格をけん引した。ゴールドマンの担当役員は、まずは先物取引を対象に「数週間以内に」始まる予定であるとニューヨークタイムズに語っている。
ゴールドマンのニュースを受け、仮想通貨業界は沸き立っている。起業家のアリスティア・ミルネ氏は昨年12月にビットコイン先物取引が米国でスタートした時の市場の盛り上がりと比較してみせる。
The CME/CBOE Bitcoin fomo started around $7k
— Alistair Milne (@alistairmilne) May 4, 2018
Now, the Goldman Bitcoin fomo started around $9k#popcorn
(CMEとCBOEのビットコイン先物がスタートした時は約7000ドル。今は、ゴールドマンのビットコイン先物で約9000ドルだ)
イーサリアムも今週は大きく値を上げた。イーサリアムは3月6日以来はじめて800ドルを上回り、過去数か月の最高値に達した。
イーサリアムの共同設立者であるヴィタリック・ブテリン氏は、シャーディングと呼ばれる技術によって、まもなく取引処理能力を劇的に向上するとツイートで発表し、市場はこれを好意的に評価した。
ETH/USDは過去24時間で10%上昇し、約798ドルで取引されている。約1か月で110%の上昇となっている。
ほかのアルトコインでは、リップルが約7%上昇したが、ビットコインキャッシュは2%の上昇にとどまった。