米国のトランプ大統領が英国との新たな貿易協定を間もなく発表すると予告したことを受け、ビットコイン(BTC)は10万ドルの大台突破が視野に入りつつある。
トランプ氏は5月7日、自身のSNSであるトゥルース・ソーシャルに「偉大で非常に尊敬されている国との大規模な貿易協定を、5月8日に発表する」と投稿。事業に詳しい関係筋は、この国が英国であるとニューヨーク・タイムズに語ったという。
ビットコイン、10万ドルに迫る上昇
トランプ氏が投稿を行った時点で、ビットコインは9万7759ドルで取引されていたが、その後じわじわと上昇し、記事執筆時点では9万9140ドルまで達している。
この急伸の背景には、貿易協定への期待があると多くのアナリストやビットコイナーが指摘している。
オーストラリアの仮想通貨取引所BTCマーケッツの財務責任者チャーリー・シェリー氏は、「他の市場参加者が下落を予想していた中で、ビットコインは逆行して動いた」と語る。
「市場では往々にして、弱気予想が広がりきったところで底打ちし、新たな相場構造が形成され始める」
シェリー氏は、今回の貿易協定がすでに価格に織り込まれつつある可能性があると述べ、「10万ドルの節目で心理的な抵抗があるかもしれないが、ビットコインがゼロをもう一つ加えるのは時間の問題」と予想した。
新高値更新への期待が高まる
FOMO21の共同創業者ニール・ジェイコブズ氏は、今回の上昇が「完全にトランプ氏の発表によるもの」とXで投稿した。
また、仮想通貨起業家アンソニー・ポンプリアーノ氏は、「この貿易協定が実現すれば、2025年中にビットコインが史上最高値を更新する可能性がますます高まる」と語っている。
ビットコインは今年1月20日、トランプ大統領の就任式の数時間前に最高値となる10万9000ドルを記録している。
パンテラのサヒブ・アナンドソングヴィットCEOも、「ほんの数週間前には8万ドルだったのに」と驚きを隠さず、9万8000ドル台に到達した現在の価格と、目前に迫った貿易協定を改めて強調した。ビットコインが最後に8万ドル台で取引されたのは4月11日で、9万ドルを回復したのは4月22日だった。
トランプ氏の投稿は、米連邦準備制度理事会(FRB)が金利を4.25%〜4.50%に据え置くと発表した数時間後に行われた。同氏はこれに先立ち、利下げを強く求めてFRBに圧力をかけていた。
なお、ビットコインは2月1日以来、10万ドルに達していない。当時はトランプ氏が中国・カナダ・メキシコへの輸入関税を提案した直後だった。現在の市場では強気ムードが広がっており、恐怖強欲指数は65の「強欲」を示している。
過去24時間のビットコイン価格上昇により、コイングラスのデータでは約9600万ドル相当のショートポジションが清算された。
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