ビットコイン価格が低迷する中で、ビットコイン強気派のティム・ドレーパー氏が楽観的な見通しを示している。
16日に行われたインタビューで、ビットコインは現在の金融危機の中で最も重要なツールであり、銀行や政府などの中央集権的な構造に取って代わるものになると指摘した。インタビュー動画を新型コロナウイルスなどで家でいることが多い時間を過ごすためのものとして紹介した。
「じっとしている間の娯楽として。世界が復活するのははビットコインの力であり、政府や銀行ではない」
インタビューの中でドレーパー氏はビットコインや人工知能(AI)などの新しいテクノロジーが銀行から医療、不動産までのあらゆる産業を変革し、数兆ドルの価値を生み出す可能性があると主張。その例として、保険業界のAIや、ブロックチェーンを活用したスマートコントラクト、ビットコインの組み合わせは保険会社にとって完璧なユースケースになっているとした。
「例えば保険会社を、詐欺やスマートコントラクトを判断するために(保険や年金などの掛け金や支払金を決定する)アクチュアリーをAIで始め、これらを全てブロックチェーン上に置くことができる」
政府とビットコインの関係について、ドレーパー氏はこれまでにも「ビットコインフレンドリー戦略を重視する政府が勝利する」などと発言。特に金融や銀行、ヘルスケア、保険、政府自身に大きな影響をもたらすと繰り返し主張している。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン