世界最大のオプションと先物取引所運営会社である米CMEグループの名誉会長であるレオ・メラメド名誉会長は7日、東京で行われたロイター通信とのインタビューの中で、ビットコインが「新たな資産クラス」であるという見解を示した。
同グループは先週、規制当局からの承認が取得でき次第、17年第四四半期にビットコイン先物を上場するという内容のプレスリリースを発表。7京円規模といわれる世界のデリバティブ市場からの資金流入期待でビットコイン価格が急進していた。
メラメド氏は同インタビューの中で、ビットコイン先物の上場は「ビットコインの歴史における重要なステップだ。<中略>我々は規制を通してビットコインを通常の商品にしていく」とロイター通信に語った。
また、CMEは7日、同社公式サイト上でビットコイン先物契約の詳細を公開した。
主要なポイントは以下の通り。
- 契約の最少ロットは5BTC(CME CFビットコイン参考基準レートによって定義)
- 最少価格変動幅(ティック)は25ドル/ロット
- 取引所はCMEグローベックスとCMEクリアポート
- 取引時間は米中部標準時間で日~金、午後5時~午後4時
- 商品コードはBTC
- 現物ポジション制限は1000ロット
- 直近の決済価格から上下20%の値幅制限
ネット上では、メラメド氏の見解に賛同する声が広まった。
著名コメンテーターのマックス・カイザー氏はビットコインについて「この数百年間ではじめて出現した新たな資産クラス」であるとしている。
This is why 99% of pundits get it wrong. #Bitcoin is the first new asset class we’ve seen in hundreds of yrs. pic.twitter.com/OTObTN71VW
— Max Keiser (@maxkeiser) November 7, 2017