ビットコイン(BTC)マイニング会社PrimeBlockが4月1日、特別目的買収会社(SPAC)である10X Capital Venture Acquisition Corp IIとの合併を発表した。これにより、PrimeBlockの企業価値は13億2300万ドルとなる。合併は今年後半に完了する予定だ。

PrimeBlockは毎秒1.8エクサハッシュのビットコインセルフマイニング用機器を導入し、ビットコインネットワーク全体のハッシュレートの約0.89%を占めている。PrimeBlockによると、同社のマイニングの採算価格は1コインあたり9000ドルだ。2020年には同社のエネルギー源の59%がカーボンフリーであり、2050年までにカーボンニュートラル(実質ゼロ)の達成を目指している。

昨年、PrimeBlockは356.8BTCを採掘し、2180万ドルの収益を上げている。しかし22年には、マイニング能力が毎秒10エクサハッシュ超と急速に拡大したこともあり、2億2010万ドルの収益、すなわち3629BTCの採掘が予想されている。また、同社はイーサリアム(ETH)のマイニングも小規模ながら行っており、21年には699 ETHを採掘している。