米コロラド州に拠点を置くビットコインマイニング企業ライオット・プラットフォームズは、ビットコイン生産の拡大とハッシュレート能力の向上により、第2四半期の純損失を2770万ドルに縮小した。

8月9日の決算報告によると、ビットコイン(BTC)生産の年率27%増加したことがビットコイン価格の低下を補い、売上高は前年同期比5.2%増の7670万ドルとなった。同社のマイニング収入は4970万ドルで、四半期全体の収入の64.7%を占めた。

また第2四半期の純損失は、前年同期の3億5350万ドルから大幅に減少し、2023年第1四半期の純損失の約半分となった。

ライオット・プラットフォームズは、第2四半期にビットコイン1775枚を生産した。同社のビットコイン1枚当たりの平均採掘コストは、第2四半期に8389ドルで、第1四半期の平均コストを下回った。また、同社は、毎秒10.7エクサハッシュ(EH/s)というハッシュレートを達成し、この数値が2024年第2四半期には20.1 EH/s、2025年には35.4 EH/sに達すると予想している。

これらの見積もりは、6月末に新しいマイニング機器3万3280台を購入したことを受けたもので、35.4 EH/sの数値は、ライオットが近い将来、同じ価格と条件で追加の採掘機器6万6560台を購入する計画を実行すると仮定したものだ。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン