25日に6900ドルのレジスタンスに跳ね返されたビットコインは、足元では6700ドルを推移している。
(出典:Coin360 3月26日午前10時30分)
ビットコインに上昇の動きは見られるものの、一旦は下落すると指摘するアナリストが出ている。
コインテレグラフにも寄稿するマイケル・ファン・デ・ポッペ氏は6900ドルでのレジスタンスを突破できなかったことで、5400〜4800ドルまで下落する可能性を指摘した。
テクニカル的にこれまでも下落を指摘しているデ・ポッペ氏。こうした予想を裏付けるために注目なのが、ライトコインの動向だ。LTCは仮想通貨市場の「先行指標」ともされている。実際に2018年2月のライトコイン上昇時には4月頃に遅れてビットコインが上昇。2019年にはライトコインはビットコインよりも早く下落したことがある。
仮想通貨トレーダーのベンジャミン・ブラント氏は25日、ライトコンの価格に下落の兆候があることを指摘した。
i like to use ltc as a guage for the broader crypto market as i find it usually has a clearer structure.
— 🍄🌲Benjamin Blunts🌲🍄 (@SmartContracter) March 25, 2020
this rise the last few days feels like its been an abc up and now printing a lower high at the 0.618, cant help but feel atleast one more low down to 22-24 is on the cards pic.twitter.com/TBiP9avTvh
ライトコインはこれまでの仮想通貨市場と同様に上昇してきているが、現在はエリオット波動のABC波を形成していることや、フィボナッチリトレースメントの61.8%で安い高値(Lower High)を推移していることから、4月にかけて22〜24ドルまで下落すると予想した。
こうした予想が当たれば、半減期を迎える5月になっても価格が上昇するのは遅れるかもしれない。
既報の通り、8300ドル付近で50日移動平均線が200日移動平均線を下回るデスクロスが出現しており、この水準の突破も不安視され、半減期が8300ドルのレジスタンスを破るきっかけになるとの指摘も出ている。
足元ではライトコインは2%以上減少しているが、ビットコインは過去24時間で値をほとんど変えていない。