先物取引の登場が空売りを誘発するのではという観測にもかかわらず、スタートと同時にビットコイン価格は上昇した。米中部標準時間で10日午後5時にジェミニ取引所におけるビットコイン価格を参照した15000ドルの初値で取引が開始された。
スタートから5時間後にはビットコイン価格は16800ドルまで上昇。18年1月限のビットコイン先物は3500ドル上昇し、185000ドルとなった。
この急激な価格上昇によって既に二回もサーキットブレーカーが発動されている。10%以上の値動きがあったら2分間、20%以上の値動きで5分間取引が停止となる仕組みだ。
また、既にお伝えしたように、ビットコイン先物取引スタートと同時にシカゴオプション取引所のサイトがアクセス過多でダウンしている。
取引がはじまって5時間で2000口の先物契約が取引された。1ロットが1BTCに値するので、取引金額は数時間で35億円近くとなった。
ちなみに先物取引が開始されたのは米中部標準時間で日曜日の午後5時。ウォール街の金融機関は通常、平日しか営業しないことを考えると、米国時間で月曜以降の動きが気になるところだ。