イランのビットコイン投資家であるジーヤ・サダー氏(25)は9日、ポッドキャスト「Let’s Talk Bitcoin!」に出演し「ビットコインが我々にとって唯一の選択肢だ」と話した。
イランは米国による経済制裁により国際的な金融システムから締め出されている状態。昨年9月にはイランの法定通貨のリアル下落を背景にイランのビットコイン価格が急騰。一時267万円をつけていた。
サダー氏は、ビットコインのおかげで「世界中の人々と平等なグラウンドで立てる」と指摘。インフレや経済制裁の影響からこれまでイランは「平等なグラウンド」に立てなかったが、ビットコインが変化をもたらしていると述べた。
「代替手段がない。ペイパルやウェスタンユニオンを我々は使えないんだ。ビットコインは唯一の選択肢だよ(中略)ビットコインは誰からも制裁を受けない。米政府からも他の金融機関からもだ」
こうした経済状況の中、イランが他の国に先駆けてビットコインの必要性を感じていると現地の空気を伝えた。
一方、他の仮想通貨は十分な流動性がなく買い手と売り手を見つけるのが簡単でないと指摘し、「99%」のケースでビットコインしか売買の対象になっていないと話した。