3月の仮想通貨大暴落以降、比較的少額のビットコイン(BTC)を保有するアドレスの数が増加している。4月7日にコインメトリックスが指摘した。

過去90日間でビットコイン供給量全体の10億分の1~1億分の1を保有するアドレスの数は約6%増加。また、1億分の1~1000万分の1を保有するアドレスの数は約4%増えた。

伝統的なマーケットに対する先行き不透明感が高まる中、少額のビットコインから買い始めようとする人々が増えている可能性がある。

(出典:CoinMetrics 「供給量全体のX%を持つアドレスの推移(90日間)」)

取引所のビットコインとイーサ保有動向に変化

また仮想通貨市場が暴落して以降で取引所が持つ仮想通貨の動向にも変化が出てきている。

過去30日間で、取引所が持つイーサ(ETH)の量が増加する一方で、ビットコイン(BTC)の数は減少している。

ビットコイン減少の大きな理由は、100倍レバレッジが有名なビットメックスからの急速な流出だ。一方、ビットフィネックスによるイーサ保有量は過去30日間で約17%増加と、急速に増えている。

(出典:CoinMetrics「取引所が保有するBTCとETHの推移(30日間)」)