米国のビットコイン(BTC)投資信託であるグレイスケール・ビットコイン投資信託(GBTC)の純資産価値が去年末の仮想通貨強気相場以降で最低を記録した。ブルームバーグが2日に報じた。年初来からのビットコイン価格低迷による影響を直接的に受けた形となっている。
記事によると、GBTCの株価は、去年末にビットコイン(BTC)が2万ドル付近をつけた後、約80%も下落。ビットコイン(BTC)価格が同じ時期から66%近く下がっていることのほか、GBTCの手数料が高いことが要因と考えられるという。GBTCは1000ドルの投資に対して20ドル、つまり2%の手数料を取っといて、これは一般的なミューチュアルファンドの平均0.59%より高いという。
GBTCの親会社であるグレイスケール・インベストメンツは、現在15億ドルの資産を運用していて、世界でも最大規模の仮想通貨投資ファンドとなっている。GBTCはビットコインの相場を指標として追跡している。