一週間前に30分間で1000ドルも急騰し、8000ドルを超えたビットコインは19日、価格が安定している。8000ドル付近で取引され、変動は少なく一週間を終えた。複数のコメンテーターは7900ドル付近に強いサポートがあると指摘し、今後価格は上昇する見込みという。

 記事執筆時点でBTC/USDペアは8250ドル付近で取引されており、過去24時間の上昇率は1%強となっている。

BTC Value & Volume

 現在の動きについて、トレーディング・ビットコインの司会者トーン・ヴェイス氏は、ビットコインに対する楽観的な味方に警鐘を鳴らしている。

 「もし8600ドル台に突入したら、価格が下がってくる可能性が十分にある」と18日の最新のポッドキャストで伝えている。一週間前、ビットコインは7000ドル以下で取引されていた。もし9000ドルへ急騰した場合には、再び7000ドル以下の価格帯へ戻る可能性もあると、同氏は指摘する。

 それにもかかわらず、ビットコインは8000ドルを維持しており、これは複数の業界専門家の強気な味方と一致している。

 昨年12月からのダウントレンドが終わったと指摘するのは、ベンチャーキャピタリストのティム・ドレイパー氏とCNBCのエコノミストであるブライアン・ケリー氏だ。サクソバンクだ今週発表した市場の見通しでは、2018年を通して仮想通貨市場は引き続きポジティブな景況感が続くと予想した。

 

COIN360

 しかし、2つの例外があった。そのうちの一つは、ベーシック・アテンション・トークン(BAT)だ。BATのブレイブ・プラットフォームとダウ・ジョーンズ・メディア・グループが提携を発表したあと、BATは1日でおよそ50%上昇した。BATは現在、前日比22%増の0.36ドルで取引されている。

 もう一つの例外は、バージ(XVG)で、同じような値動きを見せている。しかし、反対方向にだ。メジャーなアダルトエンターテイメントのウェブサイトであるポルノハブとの提携が大きな話題となり、価格は1日で35%も下落した。本日、0.65%とわずかに反発し、現在は0.07ドル付近で取引されている。