仮想通貨ビットコイン(BTC)の人気がグーグルユーザーの間で下がってきているようだ。ただ逆説的に歴史が繰り返すとすればビットコインはまもなく1万ドルを回復することになる。

グーグルトレンドによると、「Bitcoin」の検索数は2019年12月以降で最低の水準となっている。今年の3月を筆頭に過去数ヶ月間でボラティリティ(変動幅)が激しかった時期はグーグルの「Bitcoin」検索数が増加していた。

7月20日時点で「Bitcoin」に対する関心を示す数字は1から100の間で45。2019年12月29日に記録した41に迫っている。

ただ急速に関心が下がった後に価格が急上昇したこともある。

昨年末から年明けにかけてビットコイン 7200ドルで推移していたが、その後、米国とイランの関係の悪化などを受ける形で1万300ドルまで上昇した。

その結果、グーグル検索も増加して関心度は62まで上昇。その後も3月のコロナ相場や5月の半減期で動きが見られる。

12-month Google search interest in “Bitcoin”

(出典:Google Trends 「Bitcoin」関心度(12カ月)」)

今月のビットコイン相場は静かだ。ボラティリティも数年ぶりの低水準に低下している。グーグルの検索数の減少も似たような状況を裏付けている。

ただ、まもなく大きな動きが来ることが間違いないことを示しているという見方もできる。ファンドストラット代表のトム・リー氏が指摘するように、歴史的にビットコインは1年のうちのたった10日間で年間を通したプラス分を生み出しているのだから。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン