25日水曜日、多くの仮想通貨が3~6%下落する中、ビットコインも5500米ドルに下げた。
ビットコインの二回目の分岐(フォーク)によってビットコインゴールドが誕生して36時間後、ビットコイン価格は6100米ドルの高値から、5479ドルまで下げた。
高値から比べると、時価総額にしておよそ1兆円以上が消えたことになる。(一方ビットコインの仮想通貨に占めるシェアは56%以上で推移している。)
CNBCは、ビットコインが5,374ドルの安値をつけたことやビットコインゴールドがBitfinexでの取引開始から66%も暴落したことについて警鐘を鳴らしている。
電気繊維分野のベンチャー企業である米Loomia社のブロックチェーン部門長は、
これらの分岐はビットコインにとってはかなり良くない出来事だ。市場が様々な種類のビットコインで溢れるのはユーザーにとって紛らわしいし、「存在しうるビットコインの総数には限りがある」という元々のコンセプトが揺らいでしまう。だっていつでも分裂させれば供給を倍にできるんだから。
ビットコイン価格における波乱は、主要なアルトコインにも連鎖反応を起こし、本原文記事作成時点までの24時間で仮想通貨トップ10(時価総額ベース)が5.85%も下落している。
仮想通貨取引所チェンジリー社はコインテレグラフ編集部に対し、ビットコイン分裂案であるSegWit2xについて、最も長いチェーンを有し、かつ採掘難易度が最も高い(*ハッシュパワーが一番多いチェーン)ブロックチェーンを分裂後の「ビットコイン」とすることを考えていると話した。
同取引所は従来のコア・チェーン(*すなわちビットコイン)がそういった特性を有して生き残ることを望んでいる、と付け加えた。こういった見解は、コインベースやザポといった取引所のそれと一致している。
「分裂後、恐らくB2Xをアルトコインとして位置づけることになる」と同取引所CEOであるコンスタンティン・グラディチ氏は述べた。
一方で異なる意見も存在している。例えばチェンジリー社の競合であるシェイプシフト社のCEOエリック・ヴォーヒーズ氏はSegWit2xを長年支持している。