ビットコインゴールドの開発者チームは18日、同コインが一般公開される前に採掘された所謂「プレ・マイン」されたコインを受け取っていたのではないかという疑惑について、公式サイト上で声明を発表した。

 同チームは、「プレ・マイニング」とよばれれる行為は実際は分岐が起こった後に10万コインが採掘された「ポスト・マイニングン」だったと説明。分岐後ただちに8000ブロック(1ブロックにつき12.5BTG)が採掘されたという。

BTC

 こうして採掘されたコインのほとんどは、ビットコインゴールドのエコシステムを維持し、成長させるための「基金」となったという。

 ただしこの10万コインのうち5%は、開発者チーム6人へのボーナスとしてそれぞれお833コインづつ振り分けられている。声明はこの点を認めているものの、詳細は明らかにはしていない。

 声明は、「当然だとは思うが、開発チームへの第一期の報酬として充てられたプレマインされた5%のコインに関心が集まっている。これは5000コインに値し、6人のコア開発メンバーに約833コインづつ振り分けられた。(ビットコインゴールド)をローンチする前の期間においてプロジェクトを立ち上げるためにした仕事の報酬として、(当時で)供給量の0.005%分のコインを各開発チームメンバーが受け取った」としている。

 残りの95%の供給量の内訳は、60%が今後三年間に順次リリースされるタイム・ロックされたウォレットに移され、35%がプラットフォーム開発のために直ちに使用されるという。実際の資金使用実績も順次公開されるという。