元ペイパルCEOのピーター・ティール氏は、ビットコイン(BTC)の将来の価格が現在の価格水準から「劇的に」上昇するかどうかについて疑念を示している。
億万長者であるティール氏は、いまだに「いくらか」のビットコインを保有しているが、もっと買っておくべきだったかもしれないとも語った。ビットコインの「ETF版」が登場した今、次の購入者がどこから来るのか確信が持てないと述べた。
「ここから劇的に上昇するかどうかはわからない。ETF版を手に入れたが、他に誰が買うのか不明だ」と、ファウンダーズ・ファンドの創設者であるティール氏は6月28日にCNBCに語った。「まだ多少は上がる可能性があるが、これは不安定で波乱の多い道のりになるだろう」とも述べた。
NEW‼️- Billionaire Peter Thiel:
— Swan (@Swan) June 28, 2024
I didn’t buy as much #Bitcoin as I should have. pic.twitter.com/AtklzIw9ME
ティール氏は以前、2021年10月にビットコインに「十分に投資していない」と述べていた。当時、仮想通貨は約3週間後の最高値6万9000ドルに向かって急騰していた。
しかし、ティール氏のファウンダーズ・ファンドはビットコインに関して非常に優れた歴史を持っている。2014年に初めてビットコインに投資し、市場が2022年に下落する直前に18億ドルの利益を得た。ファウンダーズ・ファンドは2023年にビットコインが3万ドル以下で取引されていた時にさらに1億ドルを購入した。
ビットコインはそれほどサイファーパンクではない
ティール氏はビットコインが当初考えていたほどサイファーパンクではないとも指摘している。
「ビットコインのサイファーパンク、暗号アナーキスト、リバタリアン、反中央集権的なビジョンについてはあまり確信が持てなくなった」とのべた。「それがビットコインに出会った時に素晴らしいと思ったことだった」とティールは振り返った。
ティール氏は現在、ビットコインが「本来の機能を果たしていない」と考えている。「FBIの人々が、犯罪者が100ドル札を使うよりもビットコインを使ってくれた方が捜査がずっと楽と言うとき、それはビットコインが本来の目的を果たしていないことを示唆している」とティール氏は語った。
しかし、ビットコインは公開され、パーミッションレスで分散型の台帳として設計されており、モネロや他のプライバシー重視のネットワークのように完全に追跡不可能な取引を意図していなかった。
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