ビットコインが2,000ドルに近づくに連れて、取引所間のスプレッドも拡大し、利用者は根底あるその原因を模索し始めている。

Coinmarketcapによるデータによれば、本記事のプレス時点で1,535ドルのスポット価格から始まっていたが、Bitfinexでの1 BTCの価格は1,617ドルで、CoinbaseのGDAXでは1,573ドル、日本の取引所であるCoincheckでは1,558ドル、Krakenでは1,558で取引されてた。

Bitfinexのおかげで価格が上昇した可能性は高いが、様々なトレード場所が存在することから、利用者は残念な取引結果から自分の身を守ることが可能なばかりか、取引所をまたいで取引することで利益を得ることすら可能だ。

それぞれのビットコイン取引所で取引されている価格を把握することで、さらなる知見を得ることができる。

4月上旬にはどの取引所の価格もかなり近いものに見えたが、ビットコインが1,300ドルという新たな過去最高価格を更新してからその差は広がり始めている。

Bitfinexを見てみると、その差がはっきりとわかる。加えてBTC-eとCEX.ioのどちらも他の大手の取引所よりも1BTC辺りの価格が明らかに安い。

同時に、ビットコインのスピーディな展開に様々なリアクションが見られる中、全体のトレンドとしては、バブルの始まりだと恐怖を感じる人がいる一方、余り警戒しなくても良いかもしれない。

価格が一貫して上げの状態を保っている状況に、企業家であるTuur Demeester氏は木曜、ポスト1,500ドル台にビットコインが突入したとしても、それも長期で見ればまだ”通り道”にすぎないと語った。

しかし、Demeester氏が今回のビットコインバブルもまた収束すると確信していたとしても、それでも先行きは不確定なままである。

詳細は述べなかったが、「2013年とは色んな面で違った結果が起こるはずです」と、Demeester氏は語った。