ここに表示された見解および意見は、著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要があります。市場データは、HitBTCから提供されています。
ヘッジファンド界の巨頭で現在は仮想通貨投資会社ギャラクシー・デジタルのマイク・ノボグラッツ氏は、なぜ巨大マクロファンドが1%の資産でもいいのでビットコインに投資していないか疑問を呈した。「いくら懐疑論者であっても論理的なのに…」とノボグラッツ氏は世界最大のヘッジファンド、ブリッジウォーターを率いるレイ・ダリオ氏に呼びかけた。
また、ビットコイン強気派トム・リー氏が率いる調査会社のファンドストラットは、今年はメインストリームでのブレークがないにしても、「9つの点で段階的な改善がみられる」というレポートを発表。規制やライトニングフットワークの普及など9つの点で改善が見られるだろうという見通しを示した。
一気に急上昇とまではいかなくとも足元で状況が改善している仮想通貨業界。チャートは何を示すのだろうか?どの仮想通貨が底をつけたと考えられるのか?見てみよう。
BTC/USD
ビットコインは20日EMA(青色)を1月10日以来初めて上回った。現在は、50日間SMA(赤色)近くで取引している。現在の水準からの反発は、下降トレンド線まで価格を押し上げるかもしれない。そこが昨年の11月24日からの大きなハードルとなっている。もし、下降トレンド線より上で推移できれば、4255ドルへの道が開かれる。
(引用元:TradingView)
4255ドルを上抜ければ、上昇トレンドへの転換を示すダブルボトムを確認することになり、次のターゲットが5273.91ドルになる。 それゆえ我々は、BTC/USDが過去2、3日間、下降トレンド線を上回る水準で推移すれば、望ましいポジションの3割ほどを買うことを勧める。残りは、4255ドルを超えた時点で残りを買えば良いだろう。
我々の強気な見方は、もしビットコインが現在の水準、もしくは下降トレンド線から下落し3236.09ドルを下回れば、無効になる。下落局面で見るべき水準は、3000ドルと2600ドルだ。
横ばいが続く移動平均線と中間点のちょうど上にあるRSI(相対力指数)は、買い手と売り手の均衡が取れた状態を示唆している。今後2、3日間でよりはっきりとした動きが見えるだろう。
ETH/USD
イーサリアム(ETH)は、我々が8日に出した推奨の条件を満たした。現在は50日間SMA(赤色)でレジスタンスに直面している。もし強気派が116.30ドルより上の水準を維持できれば、今後2、3日でそのレジスタンスを突破するだろう。
(引用元:TradingView)
50日間SMA(赤色)を上抜け、134.50ドルに到達すれば、167.32ドルまで上昇する可能性が増える。それゆえ、我々はトレーダーに対して現在のロングポジションを維持し、ストップロスを100ドルに置くことを提案する。
もし116.30ドルを下回れば、我々の見方が間違っていたことになるだろう。もし116.30ドルを下回れば、103.2ドルまで下がるかもしれない。その下は、83ドルが待ち構えている。
XRP/USD
リップル(XRP)は、高い水準での買い手を見つけるのに苦戦している。2月8日の反発では、下降トレンド線を突破できなかった。
(引用元:TradingView)
強気派は20日間EMA(青色)を維持しようとしている。失敗したら、XRPは再び重要なサポートである0.2775ドルまで下がるかもしれない。このサポートはたびたびトライされており、2、3日以内に再びトライされることになれば、破られる可能性があるだろう。
それにもかかわらずもし強気派が下降トレンド線を上抜ければ、0.33108ドルまでの上昇可能性がある。このレジスタンスを突破すれば、0.40ドルまで上昇する確率が上がるだろう。