ここに表示された見解および意見は、著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要があります。市場データは、HitBTCから提供されています。
2日に20%以上急騰した時、仮想通貨ビットコイン(BTC)は自身の昔の姿の片鱗を見せた。どのニュースも上昇材料としては決め手を欠いたように見える。できるのは、ただあれこれ考え巡らせることだけだ。多くの理論が誕生した。ミステリアスな謎の注文がきっかけとなった説、急速にショートポジションをカバーしなければならなかった説、などが出ている。
しかし、これらはあくまで予想だ。最も重要な問いは、「この上昇が続くのか?」だ。もし、今後少しの下落に留まれば、底をついたことを示すことになるだろう。そうなれば、静観している投資家が参戦し、さらに価格は上昇することになる。
もし高値で推移できなければ、今回の急騰は単なる異常だったということになる。
みんな色々と言いたいことはあるだろう。ただ、我々は「語るのはマーケット自身であるべきだ」ということを信じている。
チャートを見てみよう。そして、戦略を考えよう。
BTC/USD
ビットコイン(BTC)は、直近のレジスタンスだった4255ドルを突破し、5000ドル近くまで上昇した。4255ドルより上の水準で推移することで、ダブルボトムを形成。5273.91ドルをターゲットに上昇している。現在、ここからわずかに下のレベルで推移している。
現在の水準から5900ドルまで、とりわけ重要なレジスタンスはない。しかしRSI(相対力指数)がかなり買われ過ぎの水準に入った。今後2、3日で保合いになるか調整局面を迎えるかもしれない。
トレーダーは、買いポジションの約30%で利益確定をして良いかもしれない。再び、押し目買いだ。残りのポジションのストップロスは4200ドルに置くと良い。
(引用元:TradingView)
BTC/USDは、4400ドルまで反落する可能性もある。もしこのサポートから力強く反発すれば、底をつけたことを確認し、新たなトレンドのスタートとなる。2つの移動平均線は、上昇傾向にある。強気派が優勢だ。
もし4255ドルを下回れば、我々の強気な見方は無効になるだろう。買い手の欠乏と高いレベルでのショート・ポジション形成が入れられることになるだろう。
ETH/USD
イーサリアム(ETH)は、167.32ドルのレジスタンスを突破した。もし強気派がUTC時間でこの水準より上を維持できれば、上昇型トライアングルパターンを完成することになる。ターゲット価格は、251.64ドルになる。
(引用元:TradingView)
もしETH/USDが167.32ドルより上の水準を維持できなければ、トライアングルに落ちることになる。145ドルのサポートを下回れば、勢いが弱まることになるだろう。2つの移動平均線は上昇傾向にあり、RSIは買われ過ぎの領域にある。強気派に支配力があり、反落しても買い支えがすぐに入るだろう。
今のところトレーダーはストップロス140ドルをキープした方が良い。
XRP/USD
リップル(XRP)は0.33108ドルの直近レジスタンスと下降型チャネルのレジスタンス線を突破した。あれだけ長い間、狭いレンジでの取引が続いた後、これほど大きく動けたことは強気サインだ。トレンド変化のきざしがあり、0.4ドル、0.45097ドルまで上昇するかもしれない。中期でのターゲットは、0.6ドルだ。
(引用元:TradingView)
一般的には、価格は上昇が始まったレベルを再び試して、上昇を再開する。それゆえ我々は、今後2、3日間、保合いになるか調整局面を迎える。0.33108ドルでサポートをみつけるべきだ。
トレーダーは、ロングポジションを始める前に上昇の再開を待った方が良いかもしれない。もし上昇再開の時にXRP/USDが0.33108ドルを上回れなかったら、ネガティブなサインになる。
翻訳・編集 コインテレグラフ日本版
原文 Bitcoin, Ethereum, Ripple, Litecoin, EOS, Bitcoin Cash, Binance Coin, Stellar, Cardano, TRON: Price Analysis April 3