ここに表示された見解および意見は、著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要があります。市場データは、HitBTCから提供されています。
規制は諸刃の剣。正しく導入されれば、機関投資家に自信を植え付けることができるが、もし誤って導入されれば、投資家を追いやってしまう。伝統的な手法で新たな資産クラスを規制するのは危険だ。
日本の金融庁が動いた。日本仮想通貨交換業協会(JVCEA)を自主規制団体として認可し、マネーロンダリングや消費者資産の保護に必要なルールを執行するよう求めた。
もしこの自主規制の実験が成功なら、他の国にも採用されるようになるだろう。そうしたら投資家が自信を取り戻すことになる。
仮想通貨相場は、重要ニュースに反応しなくなった。狭いレンジでの取引が続いているが、長続きはしないだろう。動いた時に乗り遅れないよう、トレーダーは準備するべきだ。
BTC/USD
弱気トレンド入りの失敗は、強い買いを引きつけるはずだ。ビットコイン(BTC)は15日に下降型トライアングルを突破したが、高い水準を維持することはできなかった。追加での買いがなく、6831.99ドルより上で価格を維持できなかったことは弱気サインだ。もし6500ドルを下回れば、次のサポートである6200ドルまで下落する可能性がある。
ビットコイン/米ドル(BTC/USD)は今年何度も5900ドル〜6075.94ドルの重要なサポートゾーンを守った。このサポートを下回れば、ロングポジションにおけるストップロスはもっと保守的に決めるべきだ。5450ドルと5000ドルという低水準まで価格が急落する可能性がある。
もし6831.99ドルより上の水準をキープできれば、反転のサインだ。ここを超えれば7400ドル、もしくは8400ドルまで上昇する可能性がある。
今後2、3日で6831.99ドルと5900ドルのレンジを下振れるか、上振れるか、動きがあるだろう。
ETH/USD
イーサリアムは二つの移動平均線の下で取引が続いている。二つの移動平均線は下落傾向にあり、RSI(相対力指数)はネガティブ領域にある。弱気派の勢いが強いようだ。
もし今後2、3日で二つの移動平均線を上回ることができなかったら、188.35ドルまで下落するかもしれない。さらにこの水準を下回ると、167.32ドルが見えてくる。ここまで下がったらイーサリアム/米ドル(ETH/USD)は下落トレンドを再開することになるだろう。
もし249.93ドルのレジスタンスを上回った水準を維持できれば、新たな反転のサインだ。その場合、322ドルまで上昇するかもしれない。
XRP/USD
17日以来、リップルの価格レンジは狭まってきてた。横ばいの動きが続いており、ロスもすくない。ここから急速に上振れて0.5ドルに到達すれば、新たな買い手を引きつけることができる。
0.5ドルを超えたらトレーダーはロングポジションを始めてもよいだろう。上昇局面における重要なレベルは、0.55ドル、0.625ドルと0.76440ドルだ。
もしリップル/米ドル(XRP/USD)が現在の水準を下回れば、0.37185ドルまで下落するかもしれない。その下は、0.26913ドルだ。
BCH/USD
シメトリカルトライアングルのサポートラインから反発できていない。弱気サインだ。二つの移動平均線が下落傾向にあり、RSI(相対力指数)がネガティブな領域にある。ビットコインキャッシュは弱気派の勢いが強いようだ。
トライアングルを下振れれば、下降トレンドが再開し、ビットコインキャッシュ/米ドル(BCH/USD)が300ドルかその下まで下落するだろう。トレーダーは、既存のロングポジションで400ドルのストップロスをキープすべきだ。もしトライアングルを上振れてその水準を維持できれば、上昇トレンドが始まる。
EOS/USD
買い手と売り手、双方ともEOSに興味を失ったようだ。16日以降、狭いレンジでの動きが継続している。
現在のレンジ相場から上振れれば、イオス/米ドル(EOS/US)は6.8299ドルのレジスタンスに直面する。そこが手強いレジスタンスとして機能するだろう。その水準を上まわれば、上昇に向けて勢いが出るだろう。
一方、現在の水準から下振れれば、4493ドルの水準に再び迫ることになる。その次は3.8723ドルへの下落可能性もある。
トレーダーは、ロングポジションを4.90ドルでのストップロスで守ろう。