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8月22日、米国証券取引委員会(SEC)は、新しいビットコイン(ETF)9件の提案を拒否した。驚くべきことに、これまでの様に市場が下落することはなかった。これは、ETF申請が承認されることを期待して純粋に投機的なポジションが構築されたことを示している。
また、中国が仮想通貨取引の制限をさらに強化したという否定的な報道もあったが、サポートレベルを維持していた。これは弱気筋が優位性を失っていることの現れだ。ビットコインのトレンドの転換を予測する人もいる。
SECは23日、ETF拒否に関し再検討すると述べた。しかし、決定が覆る可能性は低い。CNBCのアナリスト、ブライアン・ケリー氏は、ビットコインETFが2019年2月まで承認されると考えている。
8月14日の下落をのぞき、仮想通貨の時価総額は2000億ドルを超えている。これは売りが沈静化し、現在のレベルで徐々に買いが集まってきたことの証拠だ。トレードを開始するのに適切な時期になっただろうか?確認してみよう。
BTC/USD
ビットコインは今年低迷しているが、2月6日安値の6075.04ドルを大方維持している。このレベルを数回下抜けたが、それが維持されることはなく、価格は急速に回復した。
7月下旬には下降トライアングルを上抜けたが、高いレベルで維持できず、価格は再び下降トライアングルに落ち込んだ。現在、再びこの三角形から脱出しようとしているが、6580ドル付近で強力なレジスタンスに直面している。20日間EMAもこのレベルにある。
もし6600ドルのレベルに達したら、6955.79ドルへラリーする可能性が高い。50日SMAはこのレベルのすぐ上にあり、水平になっているため、強いレジスタンスとなる。KYCのレジスタンスを超えた時、BTC / USDペアは上昇に転じ勢いをえるだろう。それまでは、5900〜7000ドルのレンジ取引が続くと予想する。
5900ドルを下抜けると、ネガティブなサインだ。5450ドル、その下の5000ドルへと下落するだろう。
今年は5900ドルのレベルを下抜けていない。トレーダーにロングポジションを維持することを勧める。次回に7000ドルを上わ抜け損ねたら、低いレベルで再び買う機会があるため、ポジションを閉じることを勧める。
ETH/USD
イーサリアムは最近の安値から回復するのに苦戦している。それは現在のレベルでの購入が不十分であり、20日EMAにも戻っていない。
両移動平均線は下降傾向にあり、RSIもネガティブ領域にある。トレンドが下落に向いている。249.93ドルを下抜けると、200ドルへと下落する可能性がある。
ETH / USDペアは、50日SMAを上抜け維持できたときにプラスに転じる。信頼性の高い買いのステップを見つけたら、早めにポジション構築を提案するかもしれない。それまでは、待つのがよいだろう。
XRP/USD
リップルは、過去最高水準から約90%の価値を失った。0.24508ドルから反発してきたが、より高いレベルで買いが集まっていない。
XRP / USDペアが20日EMA、ダウントレンドライン2と50日SMAを上抜けたら強さを示す兆候ととってよい。トレンドは、価格がダウントレンドライン1を上抜けた後に変化するだろう。
下降局面では、0.24001ドルが注意すべき重要なサポートだ。XRPが上昇する前に、底でいくらか時間を費やすだろう。トレーダーは、ロングポジションを開始するまでもう少し待つべきだ。
BCH/USD
ビットコインキャッシュは過去10日間500ドルの水準を維持しようとしたが、600ドル上を維持できていない。
どんなプルバックも、20日EMAと50日SMAで強いレジスタンスに直面するだろう。BCH / USDペアは下降トレンドラインの上を維持した場合、回復の最初の兆候が示されるだろう。
下降局面では、500ドルを下抜ければ、8月14日安値の再び試される。このレベルを下抜けると、次はのストップは400ドルとなる。トレーダーは、ロングを開始する前に、買いが再開するのを待つことを勧める。
EOS/USD
イオスは3.8723ドルのクリティカルサポートにあるが、移動平均を上回ることはできておらず、売りが依然として優勢だ。
今年の3月から4月にかけて、EOS/USDペアは、安値から反発した後、多くの時間をそこで費やした。50日SMAを上抜けた後、初めて上向き始めるだろう。50日SMAを超え後、初めて楽観的になれる。それまではトレードは控えよう。
XLM/USD
ステラは、昨年12月中旬から0.184ドルの水準を下抜けていない。2018年にこのレベルを3回試し、最初の2回は上昇をもたらした。このサポートを下抜けるまで、この価格が維持されると予測する。それゆえ、8月15日の助言を保持する。
XLM/USDペアは、8月5日以来、 0.184〜0.25ドルの間で取引されている。このレンジを上抜けた時のパターンターゲットは0.3157505ドルで、これはダウントレンドラインに近い。このレジスタンスの上の次のターゲットは0.36ドルだ。
このレンジを下抜けると、 0.11812475ドルまで下落する可能性がある。
LTC/USD
ライトコインは過去13日間、49.318〜62.319ドルのレンジで取引さている。
このレンジを下抜ければ、ダウントレンドを再開し、パターンターゲットは36.317ドルになる。マイナーなサポートは40にある。
このレンジを上抜けた時は、LTC / USDのペアは75.32ドルのパターン目標まで上昇するだろう。今年の5月16日から50日SMAはスケールしていないため、価格が上昇を続けるのを待って下降トレンドを上抜けてから強気になるだろう。取引はまだ待つことにしよう。
ADA/USD
日中高値の 1.396281ドルから93%下落した後でさえ、カルダノは買いが入らない。下降する移動平均線と弱気のRSIは、売り手が依然として優位を保っていることを示している。
ADA / USDのペアは、過去10日間0.083192〜0.112598ドルの範囲で取引されている。これを下抜ければ、0.078に下落する可能性がある。パターンのターゲットはかなり下にある。
上昇局面では、0.111843ドルから0.14ドルの間に多くのレジスタンスがある。50日SMA上の価格を維持した後は、プラスに転じるだろう。
XMR/USD
モネロはダウントレンドにあるが、クリティカルサポートの81ドルに達している。これは、昨年8月23日から11月6日まで維持されている。したがって、レベルは強く維持されると予想する。
先週、20日EMAは強いレジスタンスとして機能している。87ドル以下では、XMR / USDペアは76.074ドルを再び試すかもしれない。上昇局面では、トレンドの変化の最初の兆候は、長期ダウントレンドラインを上抜けるに成功した時だ。それまではトレーダーは待った方が良い。
IOTA/USD
IOTAは下降トレンドにある。両方の移動平均は下降傾向にあり、RSIはネガティブ領域にある。売り手が依然として優位を保っている。
過去7日間、IOTA / USDのペアは0.4628〜0.5750ドルの範囲で取引されている。このレンジかを下抜けた時、0.3506ドルがパターンターゲットになる。8月14日安値の0.4037ドルがマイナーなサポートとなる。
このレンジと20日EMAを上抜けることに成功すれば、0.6872ドルへのラリーする可能性が高い。このレベルを超えた場合、50日SMAの0.82ドルまで上昇するかもしれない。したがって、前回の分析で提示した買いの推奨を保持する。リスクの高い取引に大胆なトレーダーだけがこの取引を試みるのも良いだろう。