ここに示した見方や意見は著者単独のものであり、コインテレグラフの考えを必ずしも反映するものではありません。リスクを含むトレードや投資の際には、自身で調査を行ったうえで判断するようお願いします。市場データはHitBTCから提供されています。
フェイスブックが仮想通貨広告の禁止を緩和するというニュースがあったが、市場を盛り上げるには至らなかった。これは市場の参加者が引き続きネガティブなニュースにより注視していることを示唆している。
ING銀行が委託したイプソスの調査によれば、欧州、オーストラリア、米国の人口の9%のみが仮想通貨を保有していることが分かった。25%の人は将来購入する可能性があるという。このようなニュースが初めて投資をしようとしている人を遠ざけている。
ブロックチェーンのベンチャーキャピタリストであるスペンサー・ボガート氏は、市場にはまだ頭痛の種が残っていると確信している。1年前に設立されたヘッジファンドが、近い将来にファンドを償還する可能性に言及し、売りが強くなると予想している。さて、仮想通貨市場はどれくらい下落しただろうか?見てみよう!
BTC/USD
ビットコインは過去2日間、6075ドルレベル上で取引されているが、クリティカルサポートで弱気を示し、強く上昇できずにいる。これは投資家がこのレベルでは、積極的に新たに資金を投入しないことを示している。
6000ドルを下回りそうにはないが、もしそうなれば、ビットコインは5450ドル、その下では5000ドルへの下落もあり得る。
6000ドルを保持できた時は、ダウントレンドラインへのプルバックが起こる可能性がある。BTC/USDペアは20日EMA上で強気になるだろう。RSIのポジティブダイバージェンスは急反騰を示している。しかし、この気配が下がった時、取引はポジティブダイバージェンスのみに基づいて行われるべきではない。価格もまた確かめられるべきだ。
6900ドルでロングポジションを建て、ストップロスは最近の安値に設定することを勧める。ターゲット目標は7700ドル、そして8500ドルだ。これはリスクの高い取引なので、通常のポジションサイズの40%にすることを勧める。底固めを確認した時に、ポジションを追加しよう。
ETH/USD
イーサリアムは450ドルのサポートラインを下回っている。このまま次のサポートである358ドルまで下落する可能性がある。
ETH/USDペアは、ダウントレンドラインと20日EMAを上抜けた時、トレンドが変化するだろう。20日EMA上で少なくとも2日間は終値(世界標準時)をつけてから、ロングポジションを建てることにしよう。上昇局面では、550ドルと628ドルがレジスタンスになる。
XRP/USD
リップルは0.45351ドルのクリティカルサポート上をなんとか維持しようとしている。このレベルを下抜ければ、0.24ドルへの下落もあり得る。
現在のレベルからの上昇は20日EMA、ダウントレンドライン1、0.56270ドルで強固なレジスタンスに直面するだろう。
ロングを構築するのは0.56270ドル上で終値をつけてからにしよう。そのさいのターゲットは0.70ドルだ。XRP/USDペアは下降トライアングルのダウントレンドラインを上抜けた時、弾みをつけるだろう。
BCH/USD
ビットコインキャッシュは26日、クリティカルサポートの736.0137ドル下で終値をつけた。683ドルを維持できなければ、このまま次のサポートである619.7510ドルまで下落する可能性がある。
反発の試みは736.0137ドルとダウントレンドラインで強いレジスタンスに直面するだろう。800ドルで終値をつけた時は、934ドル、その上は1200ドルへ上昇する可能性もある。
歴史的にみて、20日EMAは強いレジスタンスとして作用する。それゆえ、BCH/USDペアがこのレベルを上抜けてからロングを建てよう。
EOS/USD
EOSは24日安値の6.8926ドルを下抜けた時、5.9610ドルまで下落すると予測する。現在、買いがプルバックを試そうとしており、ダウントレンドライン2で売りの動きがあるだろう。
ダウントレンドライン2の上を維持できた時は、10.3384ドルへの上昇もあり得る。多くのレジスタンスを考慮すると、EOS/USDペアがダウントレンドラインを上抜けるのを待ってからポジションを建てた方が良いだろう。
LTC/USD
過去3日間、75ドルラインで買い支えがある。RSIは売られすぎの領域に深く食い込んでいる。それゆえ、ライトコインはダウントレンドラインへ向かって上昇していくと予想する。
ダウントレンドラインと20日EMAを上抜けたら、107.102ドルへ上昇しそうだ。
もしLTC/USDペアがダウントレンドラインを上抜けられなかったら、次のサポートの67ドルを下抜ける可能性は高まる。強気が現れるのを待ってからポジションを建てるとしよう。
ADA/USD
カルダノは26日、クリティカルサポートの0.13ドルを下抜け終値をつけた。0.13ドルで3日連続留まれば、次のサポートの0.078215ドルまで下落する可能性は高まる。
RSIは売られすぎの領域にある。それゆえ、短期的なプルバックはあり得る。ADA/USDペアは20日EMAのレジスタンスに直面するだろう。0.182ドルを上抜けるのを待ってからロングポジションを建てよう。
XLM/USD
ステラは26日以降、0.184ドル下で終値をつけている。これはネガティブな兆候だ。このレベルでさえトレーダーはステラを購入しようとしていないことの印だからだ。
20日EMAを迅速に上抜けない限り、XLM/USDペアは0.184ドルを下抜け、次のサポートである0.138ドルまで下落するだろう。このような動きになれば、大きなレンジを形成するという予測は無効になる。
ステラが20日EMA上を数日間キープできた時に初めて楽観的になれる。それまでは全てのラリーは売りにあうだろう。
IOTA/USD
IOTAはクリティカルサポートの0.9150ドル付近で取引されている。1.07ドル付近で売りが起きて上昇できていない。
0.9150ドルを下抜ければ、 IOTA/USDペアは次のサポートの0.666ドルまで下落しうる。
20日EMAとダウントレンドラインを上抜けるまで強気に転じないだろう。新たな買いのステップが現れるまで少し待つとしよう。
TRX/USD
トロンはクリティカルサポートの0.03738021ドル上を維持するのに苦労している。いかなる小さな上昇も売りに直面するからだ。これは次の主要なサポートである0.02382000ドルへの下落の可能性を高めている。
どんな上昇の試みも20日EMAとダウントレンドラインでレジスタンスに直面するだろう。TRX/USDペアは50日SMAを上抜けた時、初めてポジティブになれる。
RSIのブリッシュ・ダイバージェンスが発達しているのはポジティブな兆候だが、買いを推奨するまで少し待つとしよう。