米仮想通貨資産マネジメントのビットワイズが申請したビットコインETFの承認をめぐって、今月13日までにSEC(米証券取引委員会)が最終判断を下す。1週間を切る中、ビットワイズからは「今までになく承認に近い」という強気なコメントが出た。CNBCが報じた

ビットワイズのリサーチ部門トップであるマット・ホーガン氏は、「今から月曜日までの間に、SECは決断を下す。イエスかノーだ」と指摘。「過去2年間、ビットコインのマーケットは日々進化を続けてきた」と主張した。

2年前、ビットコイン市場にはしっかり規制を受けて保険に入ったカストディアン(資産管理者)はいなかった。今日、フィデリティやコインベース などのビッグネームがあり、ロンドンのロイズから数億ドルの保険サービスを受けている。2年前、規制された仮想通貨取引所はなかった。現在は、10大仮想通貨取引所の6つは監視技術を持つニューヨーク州によって規制されている。そして、最も重要なことは、2年前、ビットコイン市場は一方的で非効率的なマーケットだった。現在、ビットコインは2億ドル超の取引高を誇り、規制された先物が毎日取引されている」

また、ホーガン氏はビットコインETFの意義について改めて解説した。

ビットコインETFは、一般的な投資家に対して安全でシンプルなやり方でのビットコインや仮想通貨への投資を可能にする。(中略)かなり重要な新興技術とかなり重要な資産クラスへのシンプルで安全なアクセスという問題を解決しようとしているだけだ」

先月、ヴァンエックらがビットコインETFを取り下げた。

ビットワイズのビットコインETF承認確率は0.01%とみる弁護士もいる

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翻訳・編集 コインテレグラフ日本版