オランダは、ビットコイン(BTC)関連企業の株式に対する投資家のエクスポージャーを提供する新しい株式ETF(上場投資信託)ファンドを導入した。

フランスの投資会社メラニオン・キャピタルのビットコイン株式ETFは、6月22日にユーロネクスト・アムステルダム証券取引所で取引を開始し、ビットコインエコシステムへの投資に対する株式ベースのアプローチを導入した。

このETFは、メラニオン・ビットコイン・エクスポージャー・インデックスを追跡するように設計されている。これは、BTCの市場価格に密接に結びついているヨーロッパと米国の株式のバスケットだ。

メラニオン・キャピタルのCEO、ジャド・コマイア氏は、同社がユーロネクスト・アムステルダム取引所への進出により、オランダの投資家に「規制された透明なソリューション」を提供し、ビットコインエコシステムにエクスポージャーを得ることができると述べた。

「オランダ市場はデジタル資産に対して大いに関心を示しており、我々は彼らに規制の枠組み内でこのエキサイティングな投資機会にアクセスするための道を提供できることを嬉しく思う」。

メラニオンのビットコイン・エクスポージャー・インデックスは、ビットコイン、仮想通貨取引所、およびマイニングオペレーションへの大幅な投資を行っている企業の株式で構成されている。

このインデックスには、マイケル・セイラー氏の指導の下、2023年4月時点で14万BTC以上を取得しているマイクロストラテジーなどが含まれる。コインベースとロビンフッドは注目すべき取引プラットフォームであり、ライオット、マラソンデジタル、Hut8のようなマイニング会社もメラニオンの株式インデックスの一部を形成する。

同社は、ETFがビットコインの市場パフォーマンスに連動することを目指していると述べているが、最低限の相関閾値は設定されていない。メラニオンのビットコイン株式ETFは、ユーロネクスト・パリとユーロネクスト・ミラノの証券取引所にも上場されている。

2023年6月、ビットコインETFはヘッドラインを飾り、世界最大の資産運用会社であるブラックロックが、ビットコインスポットETFの申請を米国証券取引委員会に提出した

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン