ビットコイン投資家はジェットコースターに乗ることになるかもしれない。歴史的なデータから見ると、9月はビットコインにとって通常揺れ幅が大きくなる月だが、2人の上場投資信託(ETF)アナリストは、次の「注目すべき日」を10月中旬と予測している。

過去のデータによると、9月のビットコインの月間リターンは過去13年間で9回、9月末に赤字で終わっている。

人気のある仮想通貨アナリストであるウィル・クレメンテ氏は、9月は「プラスのリターンが最も少ない月」であり、6年連続でマイナスリターンが続いていると指摘した

他の要因で9月が前途多難となると指摘する意見もある。モニタリングリソースのマテリアル・インジケーターズは、グレースケールがSECに勝利した後の利益の「完全な後退」が、ビットコインで起こり得ると警告している。

しかし、将来を展望すると、ブルームバーグのETFアナリスト、ジェームズ・セイファート氏は、投資家に10月中旬に注目するよう促している。それは、7つの未決定の現物型ビットコインETF、特にブラックロック、ビットワイズ、ヴァルキリー、ウィズダムツリー、ヴァンエック、iシェアーズ、インベスコにとって、SECの2度目の決定期限である。

8月30日、セイファート氏と同じブルームバーグのETFアナリストであるエリック・バルチュナス氏は、今年末までにスポットビットコインETFが承認される可能性を75%と評価した。10月中旬の日程は、少なくとも2023年では、SECが承認可否するかの最後の期限となる。

さらにセイファート氏は、現物型ビットコインETFの可否決定の延期は広く予想されており、もし最初の期限で承認された場合には驚いただろうと述べている。グレースケールのニュースで一時的に急騰した後、ビットコインの価格は過去24時間で4.5%下落し、現在は26,066ドルで取引されている

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン